離散イベント メッセージが離散入力ポートに入ると、[Stopwatch] ブロックは [StopTime] 数式を評価し ([Formula Builder] を使用)、ミリ秒でストップ時間を決定します。指定の停止時間の後、ブロックは出力ポートを通じて離散イベント メッセージを送信します。
例 約定から離散イベント メッセージを受信すると、[Stopwatch] ブロックがトリガーされます。[Stopwatch] ブロック数式が 1000 に設定され、これにより離散イベント メッセージを [DiscreteOrder] ブロックに転送して、エグジット注文を送信する前に、ブロックは1秒待機します。
注 Stopwatch ブロック内で計算された値が負である場合、離散メッセージは、値 0 が定義されたかのように Stopwatch ブロックを伝搬します。
ブロックが入力を受信するたびに、リセットされタイマーが再開されます。例えば、5000ミリ秒のタイマーを備えた Stopwatch ブロックは、受信メッセージによりトリガーされます。5秒後に、離散イベント メッセージを送信します。ただし、2番目の入力メッセージが3秒後にブロックに入力されると (3000ミリ秒)、Stopwatch ブロックは内部タイマーを再開します。この場合、Stopwatch ブロックは 8秒後に最初の出力メッセージを送信します。
注 TT はパフォーマンスの向上のため常にシステム改善を行っています。そのため TT では、アルゴのシーケンス ロジックを設計する際に、特定のシステム遅延を想定した時間の遅延を含めないように強く推奨しています。
ブロックをカスタマイズするには、Block プロパティを更新します。
プロパティ | 説明 |
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名前 | ADL キャンバスのブロックの下に表示される名前。 |
数式 |
タイマー値を計算するための数式。 Stopwatch ブロックの最小のタイマー値は 25ミリ秒です。 |