離散ブロック

離散ブロック

Funnel ブロック

[Funnel] ブロックは複数の離散イベント メッセージ入力ポート (in1, in2, in3) を受け入れ、出力ポートを通じて一度に1つづつそのまま渡します。[Funnel] ブロックは、複数のブロックと、通常は1つの入力離散イベント メッセージにのみ接続できるブロックに接続することができます。

[Funnel] ブロックを使って、別の [Order] ブロックが [Value Accumulator] ブロックをトリガーできるようにします。2つの [Order] ブロックから離散イベント メッセージを受信し、一度に1つづつダウンストリームに送信します。

ADL は通常、1つの離散入力に複数の接続を許可していません。例えば、以下の説明では、ユーザーは 2つの異なった限月から 1つの [Value Accumulator] ブロックに生成された、取引枚数の蓄積を試みます。ただし、試行した接続は ADL により拒否されます。

ただし [Funnel] ブロックを使って、複数の接続を [Value Accumulator] に作成できます。しかし、2 つの各限月により生成された別々の離散イベント メッセージは、絶対に [Funnel] ブロックを同時に通過することはありません。両方の限月を同時に取引する場合でも、該当する離散イベント メッセージが生成され、1つずつ連続的に出力されます。

この例は、両方の [Order] ブロックから1つの [Value Accumulator] ブロックに、約定を[Funnel] ブロックが、2つの異なった銘柄の複合の約定を注ぎ込むことで、[Funnel] ブロックを使って 2つの異なった銘柄の複合約定枚数を数えます。

ブロック プロパティ

ブロックをカスタマイズするには、[Block Properties] を更新します。

プロパティ 説明
Name (名前) ADL キャンバスのブロックの下に表示される名前。