[Value Accumulator] ブロックは、離散イベント メッセージによりトリガーされた際に、ユーザー指定の数値を蓄積します。蓄積値を計算した後、ブロックは蓄積値と元の入力の離散イベント メッセージの両方を出力します。また別の離散イベント メッセージを [reset] 入力ポートに接続して、ブロック値を 0 にリセットできます。
例 2つの [ValueAccumulator] ブロックは約定情報を受信します。各ブロックは、内部数式に基づいて値を蓄積し、数値出力ポートを通じて算出値を出力します。各ブロックはまた、ダウンストリーム ロジックに受信メッセージを転送することもできます。
ブロックに対し [Formula Editor] を使用して、蓄積する値を指定します。メッセージの欄の値を使用するか、または数値を生成する数式を作成できます。例えば、ブロックに接続された各約定メッセージに対し約定枚数を蓄積する場合は、以下の数式を使用できます。
約定枚数などの選択した情報を蓄積することに加え、[Value Accumulator] ブロックは、ユーザー定義のマーケット イベントの発生を計算するための手段として使用できます。[Formula Editor] にて、「1」の値を入力します。この設定で、[Value Accumulator] はイベントの各発生に「1」の数値を蓄積します。これで、約定数が計算されます。
例 約定数が3に到達すると、[Order] ブロックを無効化します。
ブロックをカスタマイズするには、[Block Properties] を更新します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
Name (名前) | ADL キャンバスのブロックの下に表示される名前。 |
BodyColor (本体色) | ブロックの背景色。 |
Formula (数式) |
ブロックの値の計算に使用される数式。 まだ定義していない場合は、欄に [編集] リンクが表示され、[Formula Builder] (数式ビルダー) が起動されます。 |