[Discrete Min] ブロックと [Discrete Max] ブロックは、内部数値集合の最大値と最小値をそれぞれ出力します。ブロックの1つが離散イベント メッセージを受信するたびに、値の内部集合にユーザー定義の数値を追加し、その集合に最小値または最大値のいずれかを出力します。
ブロックは、以下のとおり離散イベント メッセージを処理します。
例えば、[Discrete Max] ブロックは、[Time and Sales] ブロックから受信する各離散イベント メッセージから、取引枚数の値を保存します。取引が発生すると、[Discrete Max] ブロックは値を保存します [5, 10, 5, 25, 50, 10]。[Discrete Max] ブロックは、8枚の注文枚数で [Time and Sales] ブロックからの次のメッセージを受信する場合、ブロックに保存された最大値を示す、50枚の値を出力します。同じ値の [Discrete Min] ブロックは 5 を返します。
また離散イベント メッセージが リセットポートをトリガーすると、 出力を [NaN] (Not A Number) にリセットするように、また内部データ集合を削除するように、 [Discrete Min/Max] ブロックを設定することができます。
例 5秒の間隔で最小取引枚数と最大取引枚数を出力します。
[Discrete Min] と [Discrete Max] ブロックは、[Formula Editor] にて以下の数式を定義します。
ブロックをカスタマイズするには、[Block Properties] を更新します。
プロパティ | 説明 |
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Name (名前) | ADL キャンバスのブロックの下に表示される名前。 |
Formula (数式) |
ブロックの値の計算に使用される数式。 編集リンクにより [Formula Editor] が起動されます。 |