アルゴリズムが起動されると、[Generator] ブロックは空白の離散イベント メッセージを生成します。メッセージは空白であり、マーケット情報は含まれていません。ただし [Pause] ブロックなど、離散メッセージを使用するその他のブロックをトリガーするのに、空白の離散イベント メッセージを使用できます。[Generator] ブロックを使って、時間の正確な瞬間において、その他の離散ブロックをトリガーするのに使用できます。
例 [Generator] ブロックでは、[Mode] プロパティが [Time Interval] に設定されています。これが有効化され、繰り返しプロパティが「true」に設定されている場合、[Number] ブロックの入力を使用して、空白の離散イベント メッセージを毎秒 (1000 ミリ秒) 生成して、ダウンストリーム ロジックをトリガーします。
[Generator] ブロックでは、ブロックが離散イベント メッセージを生成する際に指定する、様々なモードを提供しています。
TimeInterval: 通常の時間間隔で離散メッセージを生成します。このモードは、次の入力ポートを表示します。
BoolChange: [Boolean] 値の入力が [TRUE] から [FALSE] に、または [FALSE] から [TRUE] のいずれかに変化すると、離散メッセージを生成します。このモードは、[Boolean] 入力ポートを表示します。
BoolTrue: [Boolean] 入力が [TRUE] になると、離散メッセージを生成します。このモードは、[Boolean] 入力ポートを表示します。
EveryStart: アルゴリズムが最初に起動される時と、アルゴリズムが一時停止され再開される時に、離散メッセージが生成されます。
InitialStart: アルゴリズムの起動時に一度離散メッセージを生成し、アルゴリズムの有効な期間は非アクティブになります。
At Start Time: 個別のメッセージを特定の時間または特定の日付と時刻を生成します。このモードは、
注: 日付を指定しない場合、特定の時間にイベントが毎日繰り返されます。
At Start Time-Combined: ユーザー特定の日付と時間に離散メッセージを生成します。このモードは、カレンダーからの日付と時刻を選択できる [Date Time] ブロック設定を示します。UNIX エポック以来 (1970年1月1日木曜日) の経過ミリ秒数として UTCDateTime を出力する [Number] ポートを表示します。ダウンストリームの時間に関係する比較や計算に、この値を使用できます。
[At Start Time] モードと異なり 、このモードでは、開始時刻の入力ポートが表示されません。ただしユーザー定義パラメータとして自動的に宣言されます。カレンダー ウィジェットが [Algo Dashboard] / [Autotrader] で表示され、ユーザーが値を指定できます。
注: このモードは自動的に、[Algo Dashboard] と [Autotrader] ウィジェットにてアルゴ パラメータのカレンダー ウィジェットを表示します。
UserTrigger: ユーザーがブロックをトリガーして離散メッセージを生成するまで待機します。
このジェネレータのタイプを使用する場合は、ボタンは [Autotrader] に追加されます。このボタンをクリックすると、ジェネレータがトリガーされます。アルゴを展開してこのトリガーをテストする必要があります。
[Generator] ブロックを使用する場合、離散イベント メッセージがが生成される正確なタイミングを知っておくことが重要です。
[InitialStart] や [EveryStart] が選択されると、アルゴリズムが開始されると以下の一連のイベントが発生します。
[BoolChange] や [BoolTrue] が選択されている場合、継続的な更新により、[Generator] ブロックの [Boolean] 入力値が変更され、以下の一連のイベントが発生します。
ブロックをカスタマイズするには、[Block Properties] を更新します。
プロパティ | 説明 |
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Name (名前) | ADL キャンバスのブロックの下に表示される名前。 |
モード | ブロックが離散イベント メッセージを生成すべき時点。 |