[Exchange Messaging Rate Limit] (取引所メッセージ率限度) モデルは、トレーダーが取引所のメッセージ率限度超過した場合や超過しそうになった場合の例をフラグします。TT Score クラスタの過剰メッセージ率の例をレビューすることで、コンプライアンス担当者はトレーダーごとに疑わしい可能性のある取引操作を識別できます。
Note: このモデルは CME Globex でサポートされている取引所のみ対応しています。
TT Score では、1日の取引日の中で3秒の間に、取引所が定義する最大メッセージ率限度を超過した場合を識別します。1つ以上の3秒「バースト」が識別されると、またはバーストのメッセージ率が取引所のクラスタ最大率を超過すると、その取引所メッセージ率限度クラスタに高いスコアが割り当てられます。
クラスタに割り当てられたスコアは、加重計算を使った 0~100 のスライド スケールに基づいています。75 とそれ以上のスコアは、疑わしい取引操作が発生したことを示しています。
TT Score の最良実例に基づいて、75以上を記録するクラスらは「高リスク」とみなされ、コンプライアンス レビューの際に重要な焦点を置く必要があります。
[Exchange Messaging Rate Limits] クラスタ スコアカードには、トレーダーごとに過剰メッセージ率が発生した状況を識別するのに役立つ計算が含まれています。
以下の計算が含まれています。
スコアカード メトリックスに加え、[Exchange Messaging Rate Limits] チャートと [Audit Trail] は、過剰なメッセージ率の間隔を識別するのに役立てることができます。
TT Score で取引所メッセージ率限度クラスタを確認するには
チャートに表示されたバーストをクリックします。
チャートでは、メッセージ率が3秒間の取引所の最大率限度を超過した場合にインスタンスが強調表示されます。
メトリックス スコアカードで強調表示されたバースト メトリックスを確認します。
この例では、2番目のメッセージ率バーストが選択されています (バースト 2)。間隔の秒ごとのメッセージ率は [Count] メトリックにより示されています。[Type] メトリックには、過剰メッセージが「非取消」注文操作であったことが示されています。
選択したバースト間隔中の取引操作をさらに詳しく調べるには、[Audit Trail] の注文行をクリックします。
選択したバーストの注文操作のみが表示されます。この例では、3秒間隔の間に価格が続行して再クォートされました。