TT の取引前の高度価格制御を使って以下の内容を実行できます。
これらの取引前の価格制御は、[Company] - [Settings] - [Profile] タブの [Preference] セクションにて、高度リスクを有効化することで設定できます。
高度リスクチェックを有効化した後は、口座ポジション限度設定やユーザーリスク限度設定の一環として、近接価格または遠方価格の妥当性を設定できます。
注: 高度リスク価格制御は、口座レベルでのみ利用可能です。
希望する価格が利用できない場合、買値と売値の間に該当している限り、ニアタッチ・ファータッチ チェックは市場価格として直近値を使用します。それ以外は、価格チェックは買値と売値の中間値を使用します。
買値と売値が両方とも利用できない場合、価格チェックは注文の売値、買値、清算値、終値から最初に利用可能な価格を使用します。希望の価格が見つからない場合は、注文は拒否されます。
[Accounts] - [Limits] タブには、追加の取引前の価格コントロールが含まれていて、ニアタッチ価格とファータッチ価格の別々の限度を設定できます。[Ticks] 欄を使てマーケットからの追加ティック数を設定でき、[Percent] 欄を使って現在の価格からの追加パーセント数を設定できます。
ニアタッチ・ファータッチ設定は、アウトライトの設定口座ポジション限度またはユーザー リスク限度 (1銘柄または1限月、または全銘柄または全限月)、スプレッド、オプション スプレッド (ユーザーレベル)、銘柄間スプレッド、ストラテジーを設定する際に表示されます。
注: 価格妥当性チェックは成行注文には適用されません。
ニアタッチ価格妥当性限度が「5」ティックに設定されている場合、最良買値より最大5ティックまで上で買注文を発注できます (ES Sep19 限月では 2856.00)。または最良売値より最大5ティックまで下で売注文を発注できます (2853.75)。
ファータッチ価格妥当性限度が「5」ティックである場合、最良売値より最大5ティックまで上で買注文を発注できます。または最良買値より最大5ティックまで下で売注文を発注できます。
買値と売値のパーセントとしてニアタッチ限度とファータッチ限度を設定することもできます。例えば、ニアタッチ限度が「2」パーセントである場合、最良買値より最大2パーセントまで上で買注文を発注できます。または最良売値より最大2パーセントまで下で売注文を発注できます。
[Market Depth Check] (板情報チェック) 設定を使って、ユーザーがマーケット スウィープできないようにします。これを設定すると、注文枚数がこの設定で定義された価格帯数で約定できなかった場合、注文 (成行注文も含め) は拒否されます。チェックは板情報で 10 個の価格帯まで設定できます。
板情報で10価格帯以上が利用できる場合や、取引所が提供する TT よりもそれ以上の価格帯が利用できる場合もあります。このような場合は、TT に提供された視覚的に表示されている板情報よりも多くの価格帯を消費する注文を許可または拒否できる追加のオプションがあります (最大 10 価格帯まで)。
[Market Depth Check] 設定と注文拒否オプションは、すべての弦月に銘柄限度を設定する場合、[Account] - [Limits] タブで利用できます。