TT 時間加重平均価格アルゴ TWAP () は、他の市場参加者による注文出来高の動きへの注意を集めずに、トレーダーが執行平均市場価格にできるだけ近くに取引価格を保っておきたい場合に使用できます。
は、注文を小規模の枚数に分けて、これらを徐々に増やしてまた体系的に、市場に発注することで、目立った取引を執行しないようにします。これは、TT 時限注文 注文タイプが行う方法に類似した、計算計画に基づきます。約定の時間制限、1スライスの子注文枚数、取引スタイル、価格トリガー、価格限度の設定パラメータを設定することで、トレーダーの目標に沿って計画の動作を設定できます。
# | パラメータ名 | 必須または任意 | 説明 |
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1 | Edit (編集) | N/A | [Edit] ボタンが TT 詳細 画面に表示され、取引のパラメータを入力または調整できます。 |
2 | Order Quantity (注文枚数) | 必須 | [Order Quantity] (注文枚数) 欄は、取引の合計注文枚数を指定するのに使用します。 |
3 | Duration Type (時限タイプ) | 必須 | [Duration Type] (時限タイプ) では、親注文の執行機関を定義します。 オプション:
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4 | Max Display % | 必須 | Max Display Percentage (最大表示パーセント数) で、合計の親注文枚数に関係した子注文の最大枚数を指定します。 入力:
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5 | Style | 必須 | Style (スタイル) で、アルゴリズム がスライスと執行のオプションを展開するかを定義します。
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6 | Would If Price | オプション | [Would If Price] は、特定の価格やそれ以下の価格 (買注文)、またはそれ以上の価格 (売り注文) で、市場の反対側で枚数が利用可能である場合、 をトリガーして一時的に現在のスライスの計画を放棄し、出来るだけ多くの枚数をアグレッシブに約定させようとします。アルゴは残枚数に対しスライスを再計画して、執行を再開します。 入力:
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7 | Limit Price (指値) | オプション | Limit Price (指値) は、ユーザーが買発注を希望する最高値で (買い注文)、売発注を希望する最安値 (売り注文)です。 入力:
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TT 詳細 画面から...
既定で、開始時間に [Now] が選択されています。開始時間を遅らせるには、[Now] をクリックしてドロップダウンから [Time] を選択すると、以前のようにカレンダー ウィジェットが起動されます。
[Max Display %] は、注文の合計枚数に基づいて子注文の枚数に限度を設定します。
TWAP 詳細画面にて...
子注文枚数を計算する際、TWAP は、銘柄の RLQ (Round Lot Quantity) により制限される場合があります。これが発生すると、TWAP は動的に可能な限り最も低い RLQ に枚数を統合します。これにより 0 の枚数でスライスされる場合があります。
注 限月の RLQ (ラウンド ロット枚数) は、0 枚の子注文となる可能性があります。
例えば、20 枚の TWAP 注文を発注して [Max Display %] を 10 に設定すると、通常、2 枚のスライスとなります。ただし、限月に 5枚の RLQ がある場合、2枚のスライスは取引所が受付けていません。この場合、TWAP は、子注文に 0 と 5 枚を含んでいるスライスのスケジュールを計算します。子スライスのランダム化によっては、最初のスライスは 0 枚に相当する場合があります。
[Style] を選択すると、子注文の取引執行動作が設定されます。
TT 詳細画面から、執行を[Aggressive]、[Default]、[Passive] に設定できます。
TT 詳細 画面から...
TT 詳細 画面から...