注: この TT 注文タイプを使用するには、会社の管理者はユーザーに拡張オプション パッケージへのアクセスを提供し、Setup で口座アクセス許可を設定します。
TT Autohedger を使って、トレーダーは現物銘柄のオプション取引をプログラムでヘッジできます。TT Autohedger 注文タイプは、オプション限月の注文を発注する際に使用されます。オプション注文が約定する際、TT Autohedger は、執行オプション取引の合計デルタを使用して、現物銘柄の注文枚数を計算します。これにより、トレーダーはデルタの中立ポジションを維持できます。
オプション注文の約定を受信した後、TT Autohedger は以下の枚数分の現物先物銘柄の成行注文を発注します。(約定枚数 x デルタ)デルタが正の値である場合、売注文が発注されます。デルタが負の値である場合、買注文が発注されます。デルタが「0」である場合、ヘッジ注文は発注されません。TT Autohedger は引き続き、現在の市況に基づいてデルタの更新を受信します。
既定で TT Autohedger は通常の四捨五入で算出済みヘッジ注文枚数を使用します。ただし、TT Autohedger を設定して値を切り上げまたは切り捨てすることができます。例えば、96.01 ~ 97.00 のヘッジ枚数は 「97」に切り上げられるか「96.00」に切り下げられます。
この例では、[Hedge qty rounding] (ヘッジ枚数の四捨五入) が「通常」の既定の設定に設定されていて、オプション銘柄のデルタは「96.77」です。最初のオプション注文は 15 限月で発注されます。
15 枚の注文が約定すると、TT Autohedger は、ES Sep19 C247500 コール限月の「15枚」の約定枚数でデルタを乗算し、ヘッジ枚数を決定します。デルタは整数として表示されますが、実際はパーセント数です。
ヘッジ注文枚数 = 15 x.9677 = 14.5155 = 15 先物
次の例では、ES Sep19 C247500 限月を15枚買う際に [Hedge qty rounding] が「切り上げ」に設定されています。TT Autohedger はデルタでオプション約定枚数を乗算し、結果は切り上げられます。
ヘッジ注文枚数 = 15 X .9679 = 14.5185 = 15 先物
前の例では、ES Sep19 C247500 限月を15枚買う際に [Hedge qty rounding] が「切り下げ」に設定されています。TT Autohedger はデルタでオプション約定枚数を乗算し、結果は切り下げられます。
ヘッジ注文枚数 = 15 X .9685 = 14.5275 = 14 先物。
[MD Trader] や [Order Ticket] でオプション限月の注文を設定する際、またTT Autohedger 注文タイプが選択されている場合、設定フライアウトが起動されます。
以下のパラメータが含まれています。
値には以下が含まれます。
TT Autohedger 注文を発注するには