TT 注文タイプ

TT スナイパー (OTA)

TT スナイパー (OTA)

TT Sniper (スナイパー) は、市場の反対側で特定の価格で枚数が取引可能になるまで、買発注や売発注の意図を隠すことができる、注文チケット アルゴ (OTA) のことを示します。

注文チケット アルゴ (OTA) の概要に関しては、以下の ADL ヘルプを参照してください。https://library.tradingtechnologies.com/adl_ja/ac-order-ticket-algos.html

発注時に、TT スナイパーは、指定した限月を指定した注文価格で、市場の反対側で取引可能な枚数に注目します。この価格かそれ以上に良い価格で利用可能な枚数がある場合、利用可能枚数または残りの枚数の分の子指値注文が、この価格で発注されます。

全部の子注文枚数が即時に約定しなかった場合、TT スナイパーは残枚数を取り消し、未約定の枚数を再び追加して、残りの枚数が約定するように待ちます。これは、合計枚数が約定するまで繰り返されます。

以下のウィジェットから TT Sniper アルゴを起動できます。

TT スナイパー注文の発注

TT スナイパー注文を発注するには

  1. [MD Trader] または [Order Ticket] にて注文タイプ セレクターをクリックし、[TT Sniper] を選択します。

    またサポートされているウィジェット(Market Gridなど)から、Autotrader、Algo Dashboard、または Order Ticket から OTA アルゴを起動できます。

  2. フライアウトで TT Sniper 注文パラメータを設定します。

  3. 注文枚数を入力して、MD Trader にて希望の価格帯をクリックします。

    [Order Ticket] (注文チケット) を使用する場合は、価格と枚数を入力して [] または [] をクリックします。

    [Order Book] (注文一覧) の [AlgoName] 列には 「TT Sniper」が表示されます。[WrkQty] と [ExeQty] に約定待ち枚数執行済み枚数が表示されます。親注文のステータスは [ステータス] に「約定待ち」と表示されます。

    : 値が「インスタンス名」のフライアウトに指定されている場合、[TextTT] に表示されます。

    [Fills] ウィジェットには、親注文 (*) と子注文の約定の両方が表示されます。子注文の約定は、取引所から直接受信します。

Algo Dashboard または Autotrader からの TT スナイパーの起動

[Algo Explorer] 画面から [TT Sniper] を選択し、TT Sniper 注文パラメータを設定します。また [Algo Dashboard] にて、TT スナイパー注文の限月、価格、枚数、発注側を指定する必要があります。

[Autotrader] では、[Choose an algo] (アルゴの選択) をクリックして [TT Sniper] を選択します。[Add row] をクリックして TT Sniper 注文パラメータを設定します。また TT Sniper 注文の限月、価格、枚数、発注側を指定する必要があります。

TT スナイパー注文パラメータ

TT Sniper フライアウトでは以下のパラメータを利用できます。

  • Aggressiveness (sec): 指定した価格またはそれより良好な価格で追加の注文を発注するまでに待機する秒数を設定します。最小設定は 0.25 です (250 ミリ秒)。既定の設定は 「1」 です。
  • Ignore Market State: 成行の状態で変更を無視するかどうかを設定します。このチェックがオフの場合、限月の成行状態がクローズに変わると、アルゴが停止します。
  • TIF (有効期日): (有効期限) 注文の有効な期間を指定します。
    • Day: (default when submitting through MD Trader を通じて発注する場合は既定です)[Day Order] (日中注文) は、一日の終わりに期限が切れ、次に取引日に持ち越されません。
    • GTC: GTC (Good Till Cancel) 注文は、執行や取消されるまで、また限月が期限切れになるまで、有効のまま保持されます。
    • IOC: IOC (Immediate or Cancel) 注文の即時に約定していない部分すべてが取消されます。
    • FOK: FOK (Fill or Kill) 注文の全体が即時に約定するか、注文全体が取消されます。
    • Day+: Day Order Plus は、通常の取引時間と、さらに取引時間外も有効です (該当時)
    • GTC: GTC+ (Good Till Cancel Plus) 注文は、通常の取引時間と、さらに取引時間外も有効です (該当時)
  • Instance name (インスタンス名): [TextTT] 欄に表示されるカスタム名です。
  • Disconnect action (切断操作): クライアントが TT への接続を喪失した際にとる実行操作を設定します。
    • Leave (残す): アルゴが通常通り実行を続けれるようにします。
    • Pause (停止): 手動で再起動するまでアルゴを保留させます。
    • Cancel (取消): アルゴを削除します。