TT 注文タイプ

TT OCO 注文

TT OCO 注文

TT OCO (one-cancels-other) 注文とは、同じ売買側の異なった価格帯で同じ枚数の2つの注文を発注する注文タイプを示します。この注文では、ポジションを常に監視しなくても、良好な動きをもつ可能性のある利益を固定したり、下向きの損失を回避できます。

TT OCO は、指値注文タイプとストップ注文タイプを統合することで、利益注文とストップ保護注文を送信します。買注文の場合、指値注文 (利益注文) は安い目標値で発注され、ストップ注文 (保護注文) はより高値で発注されます。売注文の場合、指値注文は目標高値で発注され、ストップ注文はより安値で発注されます。両方の注文が同じ市場の売・買側で発注されます。

OCO 注文が発注され注文が約定待ちしている際に、指値注文の約定は、約定済み枚数分をストップ注文の枚数から減少します。指値注文が完全に約定されると、ストップ注文は取り消されます。ただし、ストップ注文がトリガーされ約定すると、指値注文は取り消されます。

: TT OCO 子注文の1つの枚数を変更しても、他の注文の枚数は自動的に変更されません。

TT OCO の動作

TT OCO の次の動作を設定できます。

ストップ子注文の注文タイプの設定

基本的な TT OCO 注文を設定して、親 OCO 注文がトリガーされて子指値 (利益) 注文が発注されると、ストップ子注文が市場でどのように発注されるかを設定できます。子注文は以下の注文タイプで発注できません。

  • Stop Limit (ストップ指値)
  • ストップ成行
  • TT Stop (TT ストップ)

既定で、ストップ注文はストップ指値注文として発注され、既定の「1」のペイアップ設定を使用します。これで、指値から1ティック離れて子注文を発注します。

: TT OCO 親注文の一部として発注された TT ストップ子注文の場合、TT ストップで発注されたネイティブ子注文の有効期限を上書きまたは選択できます。TT ストップを選択すると、フライアウトで TIF (有効期限) セレクターが表示されます。

以下の有効期限は、取引所によりネイティブ サポートされている場合に選択できます。

  • Day
  • GTC
  • FOK
  • GTDate
  • IOC

以下の例では、既定の設定を使って、TT OCO が買注文として発注されます。

  1. TT OCO が 2923.50 で即時にトリガーされ、この価格帯で指値注文を発注します。
  2. カーソルは同じ側で最初の注文より高い価格に配置されていて、その価格で有効なストップ指値注文を発注できることが示されています。ストップ指値注文は 2924.75 で発注されます。

[Audit Trail] (システム履歴) は、ストップ指値 (保護ストップ注文) が実際に 2925.00 で発注されたことを示します。これは、ペイアップ設定に基づいて1ティック離れた値です。ストップ指値がトリガーされると、注文は 2924.75 で約定され、最初の指値注文 (利益注文) が取り消されます。親 TT OCO 注文は 2924.75 で約定されます。

この次の設定では、TT OCO はストップ成行注文を発注するように設定されています。ただし、成行注文に対してはペイアップ設定は無視されます。

以下の例では、この設定を使って、TT OCO が買注文として発注されるのが示されています。

  1. TT OCO が 2923.50 で即時にトリガーされ、この価格で指値注文を発注します。
  2. カーソルは市場の同じ売買側にある最初の注文より高い価格で配置されていて、有効なストップ成行注文は 2925.25 で発注できることが示されています。

[Audit Trail] は、ストップ成行注文 (保護ストップ注文) がトリガーされて 2925.25 の市場価格で約定され、最初の指値注文 (利益注文) が取り消されます。親 TT OCO 注文は 2925.25 で約定されます。

ストップ子注文の価格の設定

特定の価格帯でストップ子注文を執行するように、TT OCO を設定できます。市況 (WAT) に基づいて子注文を設定したり、市場からの追加ティック数 (ペイアップ) を設定できます。この例では、「-3」のペイアップを使用します。

TT OCO 注文を発注するには

  1. 利益注文の価格帯をクリックします。この例では、TT OCO は売注文として発注されます。つまり 2954.50 で即時にトリガーされ、指値注文を発注します。
  2. 同じ売買側にある保護ストップ指値注文の価格帯をクリックしますが、 ここでは 2952.75 という安めの価格です。

    ストップ指値注文は 2952.75 でトリガーされ、子指値注文は 2953.50 で発注されます。これは「-3」の ペイアップ設定に基づき市場から3ティック離れた価格です。

[Audit Trail] には、子指値注文が有効化されて 2953.50 で約定され、2954.50 の利益注文がが取り消されたことが示されます。親 TT OCO 注文は 2953.50 で約定されます。

市況に基づいた約定待ち子注文の価格のアグレッシブ化

ウィズ ア ティック機能を子注文に適用することもできます。この機能により、1つの価格で注文を約定待ちできて、また反対側で利用可能な枚数がユーザー指定のしきい値を下回った際に、自動的に1ティック分をペイアップできるようになっています。

ウィズ ア ティック動作を設定するには

  1. 希望の枚数と価格の設定を指定します。
  2. [With a Tick] を有効化して枚数のしきい値を設定します。

    ADD PIC

  3. 希望の価格帯で注文を発注します。

    インサイド マーケットで買注文を発注した場合、インサイド売値の枚数が 20 以下を下回ると、TT OCO 親注文は1ティック分、子注文の価格の再設定を行います。

      この注文の場合:

    • A: この価格帯の枚数が 20 枚を下回った際...
    • B: TT OCO 親注文は、子注文を1ティック上に価格再設定します。

TT では、固定の枚数ではなくパーセント数で ウィズ ア ティック機能を設定できるオプションを提供しています。例えば、[ウィズ ア ティック] が 20%に等しい場合、枚数を入力する代わりに...

  • 市場の反対側の枚数が注文の枚数の 20% を下回った場合...
  • 注文は1ティック分、市場にアグレッシブ態勢をとります。

特定の価格帯での TT OCO 親注文のトリガー

TT OCO 親注文がトリガーされる価格も設定できます。トリガー価格が親 TT OCO に設定されると、価格の条件が満たされるまで「保留」にされます。TT OCO がトリガーされると、市場で選択した価格で子利益注文とストップ注文を発注します。TT OCO は、以下のトリガーをサポートしています。

  • イフタッチ: 現在の市場より良好な価格に到達したり、良好な価格を抜けた場合にトリガーされます。
  • ストップ: 市場が現在の市場より悪条件な価格に到達したり、その価格を抜けた場合にトリガーされます。

以下のトリガー価格タイプがサポートされています。

  • LTP(直近値): 直近値を使って、トリガー値を求めます。注文をトリガーさせるため、取引は直近値で、または直近値を介して行われます。
  • Bid/Ask: 最良買値や最良売値を使って、トリガー値を評価します。
  • 同サイド: 注文の買い/売りと同方向の気配値をトリガー評価します。
    • 買いの際は最良買値
    • 売りの際は最良売値
  • 反対サイド: 注文の買い/売りと逆方向の気配値をトリガー評価します。
    • 買いの最良売値
    • 売りの際は最良買値

この例では、TT OCO 注文トリガーは「ストップ」であり、トリガー値は「2954.50」に設定されます。トリガー値は、「LTP」の価格タイプに基づいて評価されます。

トリガー値の事前条件を含んだ TT OCO 注文は、市場で以下のように作動します。

  1. TT OCO は、2953.25 の「買」利益注文と、2956.00 のストップ注文で発注されます。ただし、親 OCO 注文は、ストップ注文がトリガーされるまで、2954.50 のトリガー値で市場に保持されます。

  2. 市場は 2954.50 で、または 2954.50 を抜けて取引され、ストップがトリガーされます。TT OCO は、2953.25 で指値注文として利益注文を発注し、2956.25 でストップ指値として保護ストップ注文を発注します (「1」のペイアップの 2956.00)。

[Audit Trail] には、ストップ指値注文がトリガーされて 2956.25 で約定し、2953.25 で最初の指値注文が取り消されたことが示されます。TT OCO 注文は 2956.25 で約定されます。

ストップ注文とイフタッチ トレイリング トリガーを使用して、市場をトレイルする価格帯で TT OCO 親注文を発注

市場に応じて動的に調整されるトリガー値を使って TT OCO トリガーさせることもできます。「トレイル」 (ティック オプション) を使って、指定の価格タイプからの追加ティック数を設定して OCO 注文をトリガーさせることもできます。

[トレイル (ティック)] 設定は、使用するトリガーに基づいてトリガー値が調整されます。

  • イフタッチ: 市場が 注文のため高値に移動すると、トリガー値は指定した追加ティック数の値で市場を追います。市場が安値に移動する際、トリガー値は調整されません。市場が 注文のため安値に移動すると、トリガー値は指定した追加ティック数の値で市場を追います。市場が高値に移動する際、トリガー値は調整されません。
  • ストップ: 市場が 注文のため安値に移動すると、トリガー値は指定した追加ティック数の値で市場を追います。市場が高値に移動する際、トリガー値は調整されません。市場が 注文のため高値に移動すると、トリガー値は指定した追加ティック数の値で市場を追います。市場が安値に移動する際、トリガー値は調整されません。

この例では、TT OCO 注文トリガーは「ストップ」であり、 トレイル (ティック)は「3」に設定されます。トリガー値は、「LTP」の価格タイプに基づいて評価されます。発注すると、TT OCO トリガー値は3ティック分直近値をトレイルします。

トレイリング値のトリガーを含んだ TT OCO 注文は、市場で以下のように動作します。

  1. TT OCO は、2953.25 の「買」利益注文と、2956.00 のストップ注文で発注されます。

  2. ただし、親 OCO 注文は、ストップ注文がトリガーされるまで、直近値から3ティック離れて市場で保持されます。

  3. 市場が安値に移動すると、トリガー値は3ティック分市場をトレイルします。

  4. 市場が高値に移動した際、TT OCO がトリガーされ指値注文とストップ指値子注文が発注されました。

[Audit Trail] には、TT OCO 注文が 2959.75 でトリガーされて 2960.75 で約定されたことが表示されます。これはストップ指値 (保護) 注文の価格です。2958.75 の指値 (利益) 注文は取り消されました。

TT OCO 親注文の開始時間と終了時間の設定

既定で、TT OCO は発注後すぐに約定待ちを開始し、取り消されるまで約定待ち続けます。ただし、TT OCO 親注文の約定待ち開始と終了の時間を設定できます。

TT OCO 親注文の開始時間と終了時間を設定するには

  1. [Start] 設定は、ドロップダウン矢印をクリックして希望の開始時間オプションを選択します。

    この例では、[Time] を選択します。
  2. カレンダー選択で日付と時間を設定して、[Apply] をクリックします。

    : 今後の開始時間を指定する場合、[Order Book] では TT OCO 親注文の [Status] は [Working] と、[SynthStatus] は [Waiting] と表示されます。
  3. [End] 設定は、ドロップダウン矢印をクリックし、以下から1つ選択します。
    • GTC: 取り消されるまで TT OCO 親注文の約定待ちを続けます。
    • Time: TT OCO 親注文が終了する時間と日付を設定します。
    • Day: 取引セッションの最後に TT OCO 親注文を取り消します。

    : 注文テンプレートを作成または使用している際で、[ 時間] オプションを使用している際、最初に設定された日付が過去の場合は [開始] と [終了] の日付は自動的に調整されます。

  4. 希望の価格帯で注文を発注します。

    今後の開始時間で注文を発注する場合、TT OCO は [MD Trader] と [Order Book] に以下に類似した形で表示されます。

    ADD PIC

    [Order Book] では、今後の注文のステータスが表示されます。
    • A: [Status] は [Working] となります。TT OCO がアルゴ サーバーで約定待ちしていることを示しています。
    • B: [SynthStatus] は [Waiting] です。注文が市場で約定待ちをまだ開始していないことを示しています。開始時間に達すると、[SynthStatus] もまた [Working] に変化します。

TT OCO 注文パラメータ

OCO 詳細パラメータ

  • Stop order type (ストップ注文タイプ): ストップ注文タイプ、成行、指値、ストップ ロス注文を設定します。 TT ストップ注文の場合、取引所によりネイティブ サポートされている場合に以下の有効期限を選択できます。
    • Day
    • GTC
    • FOK
    • GTDate
    • IOC
  • Payup (ペイアップ): OCO ストップ指値注文がトリガーされた際に指値注文を発注するための、ストップ値からの追加ティック数を設定します。OCO ストップ注文タイプをストップ指値として設定した場合のみ該当します。また、ストップ指値がトリガーされた場合に発注される、指値注文のオフセット (ティック数) を指定します。
  • With a Tick (ウィズ ア ティック): 反対のインサイド マーケットの利用可能な枚数が指定の枚数しきい値と同じかそれ以下の場合に、注文を1ティックマーケットに近づける ウィズ ア ティック動作に対してしきい値を設定します。

    枚数は以下のように指定できます。
    • [Qty] で、限月の絶対数を指定します。
    • [%] で、この注文の最初の枚数のパーセント数を設定します。
  • Auto-Resubmit Upon GTD Expiry: 子注文の TIF が Day (GTD) の場合のみ有効。子注文がセッションの終わりに完全に約定されない場合は、取引所は子注文の期限を切ります。マーケットが再開すると、有効期限が切れた際に、親注文は、同じパラメータで子注文を再送信します。
  • Exclude Implied Prices: トリガー ロジックを評価する際にインプライド値を除外するかどうかを設定します。(ストップ注文タイプTT Stop の場合)

トリガー パラメータ

  • Trigger (トリガー): 親合成注文の注文トリガー タイプを設定します。

    以下の値があります。
    • Stop (ストップ)
    • イフ タッチ注文 (If-Touched)
  • トリガー値: 親合成注文をトリガーする価格を設定します。

    以下の値があります。
    • LTP (直近値): 直近値
    • Ask: 売値
    • Bid: 買値
    • 同サイド: 注文の買い/売りと同方向の気配値をトリガー評価します。
      • 買いの際は最良買値
      • 売りの際は最良売値
    • 反対サイド: 注文の買い/売りと逆方向の気配値をトリガー評価します。
      • 買いの最良売値
      • 売りの際は最良買値
    : 買値や売値の代わりに同サイドや反対サイドを使うと、買注文や売注文の個別のテンプレートを要件付ける代わりに、買注文か売注文のいずれかを発注する際に利用できる、1つの注文テンプレートを作成できます。
  • Trail (Ticks) (トレイル (ティック): 注文がマーケットを履歴する必要のある価格タイプからの追加ティック数を指定します。

タイミング パラメータ

  • Start (開始): 注文を執行する開始の日付と時間を設定します。

    以下の値があります。
    • [Now] (現在) で、注文を直ちに開始します。
    • [Time] (時間) で、注文を開始する日付と時間のピッカーを表示できます。
    • [Pre-open] (寄前) で、取引所により定義された寄前ステータスで注文を発注します。
    • [Open] で、取引所が取引セッションを開始した際に注文を発注します。
  • End: アルゴのロジックの執行を停止する時間を設定します。

    以下の値があります。
    • [GTC] は、取り消すまで約定待ち注文を残します。
    • [Time] は、注文を停止する日付と時間を選択するための、日時ピッカーが表示されます。
    • [Day] は、大引けまで約定待ち注文を残します。

    「終了時間」を選択し、終了時間に達すると、注文は削除され、指定の「終了操作」が子注文に適用されます。終了時刻 に達した際に、取引セッションが終了していると、取消要求が出来ずに、取引所に約定待ちの GTC 子注文が残ってしまいます。取引所が再開した際に、各自が責任を持ってこれらの注文を取消す必要があります。
  • At End Action (カスタム終了時間にのみ表示): [End Time] (終了時間) に到達した際に、すべての未約定残枚数に行う操作を設定します。
    • Cancel (取消): 全ての子注文を取消して注文タイプを停止します。