TT 注文タイプ

OCO 2 OMA

OCO 2 OMA

OCO 2 OMA を使って、2つの注文を選択して、それらの注文に OCO OMA を適用できる機能を提供しています。1つの注文が完全約定すると、もう1つの注文は取り消されます。1つの注文が部分約定すると、もう1つの注文枚数はそれに応じて減少します。

注文管理アルゴ (MMA) の概要については、https://library.tradingtechnologies.com/trade_ja/oma-overview.html を参照してください。

OCO 2 OMA はまた、MD Trader の新規または既存の注文から OMA を動的に作成できる、「注文作成」モードをサポートしています。OMA により管理されるように新規作成または既存の注文を選択できます。新規注文は保留状態で [MD Trader] に追加されるので、OMA が起動されるまで約定待ちは開始されません。

注文の採用に関する制限

OCO 2 OMA は、他のアルゴの子注文と ADL で作成された、TT 注文タイプ合成注文アルゴ (SOA)、取引所注文を採用できます。ただし、以下の内容を採用できます。

  • Autospreader® 親注文
  • Aggregator 親注文
  • OTC 注文

ビルダー モードでの OCO 2 OMA の起動

この手順で、OCO 2 OMA を起動して、別々の限月にそれぞれ、2つの既存の売注文を採用します。1つの注文での各約定には、アルゴは同じ枚数だけ他の注文の枚数を減少させます。

ビルダー モードでの OCO 2 OMA を起動するには

  1. MD Trader にて、OCO 2 OMA に追加したカスタム操作ボタンをクリックするか、[Order Type] ドロップダウンから OCO 2 を選択します。

    ボタンの背景色とすべての MD Trader ヘッダー パネルは黄色に変化し、OMA 注文作成モードにあることが示され、関連した OMA アルゴの OMA 注文ビルダーが起動されます。

  2. [Shift]+右クリックで既存の注文を選択するか、MD Trader ウィジェットで新規の注文を入力します。

    選択済みの注文または新規注文が注文ビルダーに追加されます。

    1. 約定待ち注文を [Shift]+右クリックして、アルゴ注文に追加します。
    2. 選択済み注文が注文ビルダーに表示されます。
  3. [Shift]+右クリックで既存の注文を選択するか、MD Trader ウィジェットで新規の注文を入力します。

    1. [シフト]+右クリックで、2番目の注文を選択します。
    2. 選択済みの注文が注文ビルダーに追加されます。
  4. 注文ビルダーにて、[Launch algo] アルゴをクリックします。

    [Auto-launch] を有効化して、アルゴの注文の必須番号が追加されると、アルゴを自動的に起動させることができます。

    子注文に加え、新規のアルゴ親注文が [Order Book] に追加されます。

    1. OCO 2 OMA 親注文。
    2. OCO 2 OMA により管理されている子注文。

OCO 2 親注文の取消

OCO 2 親注文の親を取り消すと、親注文は削除され、以下のとおりになります。

  • 既存の注文から追加された子注文は取引所で約定待ちを維持します。
  • 新規注文として追加された子注文は削除されます。

OCO 2 OMA パラメータ

OCO 2 公開 OMA は以下のパラメータを使用します。

  • Delete orphan: 少ない枚数の注文が完全約定した場合、より大きな枚数の残数を取り消すかどうかを設定します。
    任意の時点で、OCO OMA 子注文のうち1つのの約定待ち枚数が 0 以下になると、ほかの注文は「孤児」とみなされます。このパラメータが [TRUE] の場合、約定待ち枚数が何枚であっても、すべての残枚数は取り消されます。
  • Enforce Mkt State: 子限月の1つの取引所ステータスが非取引可能ステータスに変化した場合に、OCO 注文と子注文を取り消すかどうかを設定できます。
    限月の取引所ステータスが [Open] 以外の何かに変化した場合で、[Enforce Mkt State] が有効化されている場合、すべての注文は削除されます。
  • Proportional: 1つのレッグが約定した場合、ほかのレッグの枚数を減少させる場合に使用する方法です。
    • True: 約定済み注文の注文枚数の約定枚数の同じ枚数分だけ、他のレッグ枚数を減少させます。
    • False: (既定) 約定済み注文の約定枚数だけ、他のレッグ枚数を減少させます。
    例えば、100枚と50枚の OCO OMA アルゴを作成し、100枚の注文で 20 枚の約定を受信したとします (20%)。[Proportional] パラメータが [True] の場合、2つの 50枚のレッグ注文の枚数は同様に 20% 分、または各10ずつ減少させられます。パラメータが無効の場合、注文の各枚数は 20 限月分減らされます。
  • Ignore Market State: 親 OCO OMA を発注する際に、取引所ステータスを無視するかどうを設定します。
  • Instance name: このアルゴ インスタンスのオプションの名前です。
  • Co-location (コロケーション): このアルゴを実行するための Algo Server の設置場所。
    [Co-location] ドロップダウンには、選択したアルゴの既定の限月のマーケットに基づいて値が投入されます。1これはまた、すべての限月が同じ市場からのものである場合、複数の限月を定義する際に値が投入されます。
  • Disconnect action (切断操作): クライアントが TT への接続を喪失した際にとる実行操作を選択します。
    • [Leave] (残す) で、アルゴが通常通り実行を続けることができます。
    • [Pause] (停止) で、手動で再起動するまでアルゴを保留できます。
    • [Cancel] (取消) で、アルゴを取消すことができます。
    : [Preferences] (ユーザー設定) で、既定の切断 (Disconnect) 操作を設定することができます。