Autospreader 注文が発注されると、すべてのクォートやすべての可能なヘッジ注文を含む、すべての潜在的なアウトライト注文は、取引所に発注される前にポジションのリスク チェックが行われます。潜在的な注文のリスク チェックに障害が発生すると、注文は発注されず、合成スプレッド注文全体が撤回されます。
Autospreader 注文がリスク チェックを通過して市場で約定待ちし始めると...
例えば、1 対 1 の比率で買いの2レッグ スプレッドを設定し、両方のレッグでクォートするように設定すると、すべての潜在的な注文 (2つのクォート注文と2つのヘッジ注文) が、ポジション限度に対してリスク チェックが行われます。この例の結果の最悪時のポジションはレッグAで2限月のロングで、レッグBで2限月のショートです。これらの枚数は取引前のリスク チェックを通過する必要がありますが、スプレッド注文は許可されていません。
約定待ちスプレッドのいずれかの限月がクローズすると、Autospreader はすべてのクォート レッグ注文を撤回してスプレッドを削除します。これは限月がクローズする際にスプレッドがレッグされないようにします。Autospreader は残りの約定待ち注文を適切にヘッジできないからです。
約定待ちスプレッドのいずれかの限月がクローズし、約定待ちヘッジ注文がある場合、Autospreader はすべてのクォート レッグ注文を撤回しますが、ヘッジ レッグ注文とスプレッドはレッグ状態で約定待ちを保持します。
スプレッド配色識別子が合成スプレッド限月に選択されると、垂直の配色バーが各レッグの [MD Trader] と [Order Book] のウィジェットの合成スプレッド注文で表示されます。
Autospreader 親注文を発注する際、以下の注文タイプがサポートされています。
Autospreader 親注文を発注する際、以下の有効期限がサポートされています。
注: 親スプレッド注文と同じ注文タイプと有効期限で、クォート注文とヘッジ注文が発注されます。
GTC として Autospreader 注文を発注すると、複数の取引所セッション間のスプレッド注文に取り組むことができます。クォート注文とヘッジ注文は GTC で発注されます。
原市場がクローズ状態に移行すると、Autospreader はクォート注文やヘッジ注文を変更しようとは試みません。市場がオープン状態になると (プレオープンも含む)、Autospreader は子注文の管理を再開します。
異なったセッション クローズ時間のスプレッド銘柄の場合、傾き市場がクローズ状態に移行すると、Autospreader はクォート注文を取消します。傾き市場がオープン状態に再び移行すると、Autospreader は GTC クォート注文を再送信します。
Autospreader サーバー メンテナンスやサーバーのクラッシュが発生すると、クォート注文が取消されるとすべてのスプレッド注文は取消されます。サーバーが再起動された時に市場がクローズの場合、市場で取消しができる状態になると、Autospreader は残りのクォート注文をすべて取消します (プレオープンなど)。
Autospreader は、「アクティブ クォート」オプションがレッグに有効化されている場合に、取引所は GTC を固有サポートするように要件付けています。取引所が GTC をサポートしていない場合、Autospreader はスプレッド注文を拒否します。「アクティブ クォート」がレッグに無効化されていて、取引所が GTC をサポートしていない場合、Autospreader は日中 (Day) 注文 (GTD) としてヘッジ注文を発注します。
Autospreader 親注文に変更を加えるには 「変更」ボタンを使って [Order Book] で変更できます。例えば、約定待ちの Autospreader 注文の TextTT 値は、「Cxl/Replace」(変更/差替) を実行しなくても「変更」ボタンを使って変更できます。約定待ちの親注文の新規値は子レッグ注文に自動的に適用されます。約定済みの Autospreader 親注文に変更を加えても、子注文の約定には適用されません。
注: [Order Book] (注文一覧) で約定待ちの Autospreader 注文で有効期限 (TIF) を変更する場合、「Cxl/Replace」 操作が必須になります。