[Strategy Creation] ウィジェットでは、ユーザー定義のカスタム ストラテジーを作成して、取引所に送信できる機能を提供しています。ユーザー定義ストラテジー (または構造) は、ストラテジーが送信される取引所が定義したように、レッグがオプション、先物、またはスプレッドである、合成スプレッド銘柄です。
取引所はユーザー定義ストラテジーを認証し、すべての市場参加者にストラテジー定義をパブリッシュします。ユーザーは RFQ を通じて価格を取得するか (必要に応じて)、またはストラテジーで直接注文を発注します。ユーザー定義ストラテジーをサポートするルールは、取引所によって異なります。
ストラテジーを作成後、[Strategy Creation] ウィジェットでテンプレートとして保存できます。各ストラテジーのステータスは執行記録パネルに表示され、ここではストラテジーを使って注文を発注できる機能も提供しています。ウィジェットでは、作成して保存したユーザー定義ストラテジーの変更機能もサポートしています。
Autospreader ウィジェットは、以下から起動できます。
[Strategy Creation] (ストラテジー作成) ウィジェットの [Instrument Picker] を使って、ストラテジー レッグの定義の際に、欄をクリックして値を選択し、限月の各部分を別々に設定できます。オプション限月の場合、[Puts] と [Calls] を選択し、各限月の価格を選択できます。銘柄ピッカーではまた、ストラテジー レッグの限月を選択する際に利用できる、[Market Explorer] へのアクセスを提供しています。
[Strategy Creation] にて [Cover] ボタンを使って、先物レッグをすばやく追加して、カバード オプションまたはヘッジ オプション ストラテジーを作成できます。該当する先物レッグが現在値で (高度オプションユーザーの場合はデルタ) ストラテジーに追加され、両方とも RFQ に送信する前に変更できます。
1つ以上のオプション レッグには、[Cover] をクリックすると、同じシンボルと有効期限、現在の Delta で直近値の現物銘柄を追加できます。ただし、すべてのレッグが異なった有効期限をもつ同じ現物銘柄を共有する場合、先物レッグは最も近い有効期限に追加されます。
ストラテジーを発注する際、ストラテジーがすでに存在するかどうかをウィジェットが確認します。ストラテジーがすでに取引所で作成されている場合、[Status] (ステータス) 列に「存在」と表示されます。
同じストラテジーで反対の売買方向であるストラテジーを作成する場合、ウィジェットでは [Status] (ステータス) 列に「反対方向が存在」と示され、既存のストラテジーが表示されます。[Message] 列は、ストラテジーは存在しますが、発注したものと反対方向であることを示しています。また既存のストラテジーは操作実行が可能で、ウィジェットに表示されます。
[Strategy Creation] ウィジェットでは、[QuikStrike Options Analytics] アプリケーションにすぐにアクセスできます。有効化すると、[QuikStrike] ボタンを使って、[Instrument Picker] で設定した限月の分析データを含む、QuikStrike ウィンドウを開くことができます。
また任意の TT オプション ウィジェットから [QuikStrike] アプリケーションを起動できます。ウィジェットの任意の位置を右クリックして、コンテキスト メニューから [Send to QuikStrike] を選択します。
QuikStrike オプション分析アプリケーションの概要に関してはQuikStrike セクションを参照してください。
注 QuikStrike Options Analytics アプリケーションへのアクセスを有効にする方法については、セットアップヘルプの「Advanced Options パッケージの有効化」セクションを参照してください。
[Strategy Creation] ウィジェットを使って、以下の取引所のユーザー定義ストラテジーを作成して取引できます。
注: [Strategy Creation] ウィジェットでは、TT が株の執行をサポートしていない市場でヘッジとして普通株でカスタム ストラテジーを作成する機能をサポートしています (ICE_L や Euronext 等)。