EEX 口座を追加するには
[Accounts] 画面の上部にある [+New Account] をクリックします。
[Account Information] (口座情報) セクションが表示されます。
口座を作成する際に [Account Name/Number] 欄にて、取引所が提供する口座名を入力します。この値は取引所 API の Tag 25009 として取引所に送信されます。口座名は取引所でオプションですが、TT プラットフォームで注文を発注するには送信口座が必須となります。
ユーザーは同じ口座を使って、デリバティブ接続とスポット排出接続の両方を通じて注文をルーティングできるので、1つの銘柄タイプから別の銘柄タイプに変更する際に口座を変更する必要がありません (デリバティブからスポットへなど)。デリバティブ銘柄の注文は ETI セッションを通じて送信されますが、スポット銘柄は ComXerv インターフェースを通じて送信されます。
この欄を使って、口座の送信操作を定義して、階層別リスクの口座の階層を設定します。すべての注文送信はユーザー口座に基づいています。以下のうちの1つを選択します。
Routing (外部清算): 全ての注文で取引所に送信される清算口座として、親口座を定義します。ユーザーに割り当てられている場合、ユーザーの送信可能口座のリストに口座が表示されます。ユーザー別に選択した場合、口座を使って注文を送信し、取引所に口座を認識できます (例: FIX Tag 1)。この口座を一括口座として設定するには、このオプションを選択します。内部副口座が親口座に割り当てられている場合、副口座は親口座の取引所接続を継承します。
Routing (内部副口座): 取引所に送信されない副口座として、口座を定義します。これで、親口座が実際の清算口座や一括口座として取引所に送信されるとしても、送信目的とリスク目的のユーザーを内部口座に割り当てることができます。
ヒント: 「ルーティング (内部副口座)」として設定された副口座は、顧客の取引アプリケーションで発注用に選択できますが、親口座の清算口座のみが取引所に送信されます。
Non-Routing (非ルーティング): 取引所に送信されません。内部で記録されます。一連の副口座として一緒にグループ化し、非ルーティングの親注文のリスクを設定できる、親リスク口座として利用、またはバック オフィス (事務管理) 目的で利用できます。
ヒント: 「非ルーティング」に設定された口座は、クライアントの取引アプリケーションでは選択できません。
Audit Trail Only (システム履歴のみ): 取引所に送信されません。TT FIX Inbound Drop Copy サービスにこの口座タイプを使用します。これで、第三者が TT にデータ ソースをインポートできます。これを選択すると、「注文のクロス回避」 オプションがこの口座に対し無効化されます。
Error Routing (エラー ルーティング): FIX Order Router により作成された注文の拒否メッセージを送信するのに使用できる口座、または特定の Drop Copy セッションへの FIX Inbound Drop Copy。エラー口座はユーザーや、FIX Order Routing、Inbound FIX Drop Copy セッションに割り当てることができます。エラー口座は取引所に送信されず、口座の階層の一部ではありません。
Position Transfer: クロス注文の注文枚数に基づいて、注文を取り消すべきか、差し替えるべきかを決定します。注文が、同じ口座「ツリー」の既存注文注文を約定させる可能性がある場合で、口座または副口座に [Position Transfer] (ポジション トランスファー) が有効化されている場合、[Position Transfer] は、既存注文の枚数を減少させ、既存注文の指値で、2つの注文が取引所で約定したと仮定して、口座にて各注文に各2つの合成約定を作成します。ポジション トランスファーの機能に関する詳細は、ポジション トランスファーを参照してください。
Position Transfer (既存注文が最良買/売の場合): クロス注文の枚数と、同じ口座「ツリー」を使って発注された既存注文の価格に基づいて、注文を取り消すべきか差し替えるべきかを判断します。このルールは、注文が現在の最良買/売値で既存注文を約定させる可能性がある場合のみ、内部マッチングが発生するという点を除いて、[Position Transfer] と同様に機能します。
注: このルールを使用する場合、アグレッシブ注文の送信途中に、既存の注文が取引所でマッチして約定される可能性があります。
例えば、2枚の売注文は、マッチする10枚の買注文が発注されると、ポジション トランスファーは、8枚の買注文の後、即時に売注文に対して取り消し要求を取引所に送信します。ポジション トランスファーは、取引所から、2枚の売注文が正常に取り消されたことの確認を待機します。確認を受信した後、2枚の約定が内部で作成され、各トレーダーの口座にトランスファーされます。
このオプションを使って、注文のトランスファー要求を待機している間でも、注文の一部をマーケットに発注できます。ポジション トランスファーの完了を待機している間に、全部のアグレッシブ注文が拒否されるリスクを軽減することもできます。
注: このオプションを使うと、2りのトレーダーが2つの異なった注文送信サーバーで異なった取引所接続を使用している場合、クロス注文が取引所でマッチする可能性のあるリスクがあります。
データ グリッドの [Accounts] リストに新規の口座が表示されます。親口座のもとに副口座が表示されます。
口座の EEX 取引所プロパティ:
スポット排出銘柄を発注するには口座タイプが必須です。
注: [Trading Capacity] (取引容量) が「Any other capacity」(Agency)(任意の取引容量) に設定されている場合、[Account Type] (口座タイプ) を 「A1-A9」に設定する必要があります。
Clearing Account: 取引所に送信された注文操作の Tag 25009 の TT 口座値を上書き変更します。オプションの清算口座の上書き変更名はユーザー定義の名前です。既定でユーザーの TT 送信口座は Tag 25009 に送信されます。注: ユーザーレベルの清算口座の上書き変更設定は、口座レベルの設定よりも優先されます。
注: [Account Type] (口座タイプ) が 「A1-A9」 に設定されている場合、[Trading Capacity] (取引容量) を 「Any other capacity」 (Agency) に設定する必要があります。
Client ID: 顧客の ID (ショートコード)。タグ 20003 として取引所に送信されます。この設定は [Account Type] (口座タイプ) が 「A」 (Agent) で、[Trading Capacity] が 「Any other capacity」の場合に必須です。
この欄に、以下の値も入力します。
注: 必須欄は取引所により異なるので、この設定は [Order Tag Defaults] プロファイルに設定された取引所設定に基づいて灰色表示される可能性があります。