TT OMS 管理
夜間デスク サポート
以下の例では、シカゴとロンドンの売サイド会社が、現地取引時間中に顧客の注文を執行するためのブローカー デスクを有している上、24時間体制のグローバル サポート デスク (夜間デスク) を別に営業しています。
会社は、シカゴとロンドンのユーザー グループに単に夜間デスクに注文を引継ぐことを希望しています。両方のグループから注文を受け入れたり引継ぐことができます。管理者は Setup にて、別の注文引継ぎユーザー グループにすべての3つのデスクを割り当てることができます。
夜間デスクの注文引継ぎセットアップ
左ナビゲーションの [More] → [User Groups] タブにて、[Chicago] ユーザー グループを「注文引継ぎグループ」として設定すると、グループは 夜間デスクからのみ注文を引継いで受け入れることができます。
[Users] タブにて2人のユーザー (ブローカー A とブローカー B) がグループに追加され、両方のユーザーが同じ口座 (口座 A) と取引所接続に割り当てられました。
注: おなじ注文引継ぎグループのユーザーは、口座や接続を共有する必要はありません。
[London] の注文引継ぎグループもまた、夜間デスクグループに対して注文引継ぎや受付けを行うように設定されます。
1人のユーザー (ブローカーC) がグループに追加され、異なった取引所への接続をもつ異なった口座 (口座1) に割り当てられます。
夜間デスクの注文引継ぎグループは、[Chicago] と [London] の両方から注文引継ぎや受付けを行うように設定されます。
1人のユーザー (トレーダー) がグループに割り当てられ、自分の口座や取引所設定に割り当てられます。これはグループのほかのユーザーとは異なります。
夜間デスクの注文引継ぎワークフロー
以下の例は、ユーザー グループがセットアップに基づいてどのようにユーザー グループに注文を引継ぐかを説明しています。
- [Chicago] ユーザー グループは [Night Desk] ユーザー グループに注文を引継ぎ、夜間デスクは注文を引き受けます。
- シカゴ グループに両方のユーザーが追加され (ブローカーA、ブローカーB)、口座を共有するので、同じ注文を表示して変更できます。
- [Chicago] グループのユーザーは [Night Desk] にのみ注文を引継ぐことができます。
- [Night Desk] は注文を表示確認できて、注文の価格や枚数を変更できます。注文が引継がれると、注文は元の口座と接続で維持されます。
- 夜間デスク グループのユーザー (トレーダー) は、注文の発信者と同じ接続や口座に割り当てられている必要はありません。
- [Night Desk] ユーザー グループは注文を [London] に引継ぎます。
- ロンドン グループのユーザー (ブローカー C) はシカゴや夜間デスクとは口座を共有しませんが、夜間デスクと同じ注文引継ぎグループなので、一時的に内容を表示でき、注文管理の機能を使用できます。
- ブローカー C は、トレーダーと同じ接続や口座に割り当てられている必要はありません。
- 夜間デスクが注文をロンドンに引継ぐと、シカゴのブローカーAやブローカーBと口座や注文一覧を共有していないので、 夜間デスクのユーザー「トレーダー」は注文の内容を表示できなくなります。
- シカゴのブローカー A とブローカー B は注文の所有権を維持し、注文の価格や枚数を表示して変更できます。
- [London] は注文を再び [Night Desk] に返します。
- ロンドンは注文の内容を確認できなくなります。
- 夜間デスクは一時的に注文を表示でき、注文を確認できます。
- シカゴのユーザーは所有権を維持し、注文を表示して変更できます。
- ロンドンはシカゴに直接注文を引継ぐことはできません。
- [Night Desk] は再び [Chicago] に注文を引継ぎます。
- シカゴの注文引継ぎグループのいずれかのユーザーが注文を引き受けます。
- 注文が引き受けられると、シカゴのユーザーとは口座を共有していないので、[Night Desk] ユーザーは注文の内容を表示できなくなります。