[Order Ticket] には、取引所特定の注文機能をサポートする追加のボタンがさらに表示されます。
以下の取引所では、限月ごとに、注文がオープンかクローズのいずれのポジションであるかを示すことができます(CZCE、DCE、ICE、ICE_L、INE、EEX、Eurex、Euronext、SHFE、TFEX)。
TT でこの機能に対応するため、[Order Ticket] では以下のように限月ごとに [Open/Close] (新規/決済) セレクターが表示されます。
TT では、TT FIX Order Gateway を通じて以下の中国の取引所へのアクセスを提供しています。
注: これらの取引所にアクセスするには、第三者システムへの FIX Order Gateway 接続が必須となります。詳細は TT のカスタマー サクセス マネージャーにお問い合わせください。
[MD Trader] と [Order Ticket] の [open/close] ポジション セレクターでは、中国の取引所でのポジションに影響が及ぶ FIFO 制御を提供しています。[open] または [close] を選択するに加え、CZCE、DCE、INE を発注する際に以下の注文フラッグを選択できます。
中国の取引所の場合、[MD Trader] または [Order Ticket] で [trading strategy] セレクターを使用すると、注文の取引ストラテジーを示すことができます。セレクターをクリックし、ドロップダウン矢印を表示して、以下から1つ選択します。
MiFID II 規定に準拠する必要のある取引所に関しては、[Preference] (設定) の [Order] セクションにて、[Show order entry compliance fields] 設定を有効にし、MD Trader にコンプライアンス欄を追加できます。
追加された項目は以下のとおりです。
これが指定されていると、これらの値により Setup で定義されている既定の注文プロファイル設定が上書きされます。
ブロック注文はどのアウトライトやストラテジー銘柄でも大規模な出来高であり、オープン マーケット外の2者の取引相手により手配されます。
[Order Ticket] では、EEX の取引所でブロック注文の発注をサポートしています。
CME の殆どの取引所定義のカレンダー スプレッドで、SLEDS (Single Line Entry Differential Spreads) 注文を指定できます。例えば、買い手と売り手は、カレンダー スプレッドの前方レッグの直近値の代わりに前日の清算値を使って、CME Clearing により清算を受けるかどうかを決定できます。
[Order Ticket SLEDS] セレクターを使って、CME Clearning による SLEDS 価格用に指定されているように注文を発注できます。セレクターを表示するには、[Order Ticket] を右クリックして、コンテキスト メニューから [Show/Hide] → [SLED] を選択します。
注: SLEDS 注文を発注する前に、[Override exception for SLED orders] 口座設定が Setup で有効化されていることを確認してください。この設定は、たとえ口座で [Client Can Override] が有効化されていても、SLEDS 注文を発注するのに使用する口座で有効化されている必要があります。
SLEDS の対象としてスプレッド注文を指定するには、[Order Ticket] の SLEDS セレクターにて、「%」または「&」の文字を選択します。
TT では、CME のアウトライト オプション限月のキャビネット価格で注文を発注する機能をサポートしています。キャビネット注文では、ユーザーが可能な限りの最安値で深いアウトオブザ マネー オプションを執行することで、リスクを軽減できます。
TT でキャビネット価格で注文を発注するには、MD Trader や [Order Ticket] で注文の価格を「0.00」と入力します。価格に「0.00」が入力されると、TT は「キャビネット」注文として取引所に注文を発注します。
注: CME Globex では1限月につき1つのキャビネット価格のみサポートしています。取引しようとしているアウトライト オプション限月の正確なキャビネット価格と増分値については取引所にお問い合わせください。