ウェルズ・ワイルダー (Welles Wilder) が考案した累積スウィング指数 (Accumulative Swing Index) は、足中にスウィング線を検出しようと試みます。取引セッション中に発生しうる最大価格変化のユーザー定義値またはマーケット値があるので、元々は当日足に適用するために作成されました。日中足データの研究の使用すると、ユーザーは特定の足間隔の限度値を指定する必要があります。
\[ASI_{t} = ASI_{t-1} + SI_{t}\]
該当時\(SI_{t}\) は、数式で計算された現在の足のスウィング指数です。
\[SI_{t} = 50 \times \left ( \frac{Close_{t} - Close_{t-1}+0.5\times(Close_{t}-Open_{t})+0.25 \times (Close_{t-1}-Open_{t-1})}{R} \right ) \times \frac{K}{T}\]
該当時
\[K = max\left ( High_{t} - Close_{t-1}\;,\;Close_{t-1} - Low_{t} \right )\]
\(T\) は、取引セッション中の最大価格を示すユーザー定義値です。
\(R\) は、現在の終値と前日の高値・安値間の関係をベースに計算された値です。公式は以下のとおりです。
\[R = TR - 0.5 \times ER + 0.25 \times SH\]
該当時
\[TR = max(High_{t} - Close_{t-1} , Close_{t-1} - Low_{t} , High_{t} - Low_{t})\]
\[ER = \left\{\begin{matrix} High_{t} - Close_{t-1} & if Close_{t-1} > High_{t} \\ 0 & if Low_{t} \leq Close_{t-1} \leq High_{t} \\ Close_{t-1} - Low_{t} & if Close_{t-1} < Low_{t} \end{matrix}\right.\]
\[SH = Close_{t-1} - Open_{t-1}\]