接続

接続

接続の概要

Setup で、「接続」とは、注文の発注と取引の清算のための、ユーザーのセッション接続を示しています。取引所接続は、接続の設定の一部としてか、口座の管理や作成の一部として、口座に割り当てる必要があります。設定した後、接続は口座に追加できて、ユーザーが取引できるように口座を割り当てることができます。1つの口座に複数の口座を追加できます。

: 取引所接続の追加と管理を行うには、会社の管理者 (完全管理) アクセス許可が必要です。

[Connections] タブを使って、口座ごとの注文の送信に取引所接続を作成して管理します。取引環境で接続を管理するには、左ナビゲーション画面の [Connections] (接続) をクリックします。画面の上部の [+New Connection] をクリックして口座を作成するか、[Connections] グリッドから既存の接続を選択します。既存の接続を編集するには、左ナビゲーション画面の [Connections] をクリックした後グリッドから1つ選択します。

: 口座の管理の一部として割り当てられた接続は、[Connections] → [Accounts] → [Account] セクションに表示されます。またこのセクションに接続を割り当てる (追加) こともできます。

接続を作成または選択する際に、[Connection] 画面に以下のタブが表示されます。

  • Settings: 接続設定を行い (接続名、接続タイプ、取引所特定の注文送信設定)、接続ステータスを確認します。
  • Accounts: 接続に口座を追加し、既存の接続を複製または変更します。

FIX 注文ゲートウェイ接続

[Connections] タブにて、「FIX Order Gateway」を使って、第三者システムやアルゴ プロバイダーに新規の FIX 接続を追加して設定します。口座に割り当てる際、この接続を使ってユーザーは、1つの接続で同時に複数の取引所に対してアルゴやネイティブ注文を送信できます。また特定の取引所へのアクセスを制限できるオプションもあります。

: アルゴまたは第三者システム プロバイダーが、各自の接続設定のための資格情報を提供するか、またはシステムにアクセスするためにすでに設定された会社と口座を共有する可能性があります。管理者として、ユーザーに共有口座を割り当てて、プロバイダーのアルゴ執行環境や第三者システムへのアクセスを与えることができます。

固有接続と FIX Order Gateway 接続をもつ口座

TT は、特定の取引所において、取引所と FIX Order Gateway 接続の両方で設定された口座に対し注文を送信する方法を決定します。口座に取引所と FIX Order Gateway の両方への接続がある場合、その口座の注文は常に、取引所接続を使って送信されます。例外は、特定の FIX Order Gateway を使用するアルゴ注文タイプを使って送信される注文の場合です。

例えば、CME 接続と FIX Order Gateway 接続の両方をもつ口座を使って、でも [Restrict to Markets] (取引所への制限) リストに 「CME]が入っている場合、CME 注文を発注する際、TT は以下のように注文を送信します。

  • 発注済みの注文タイプが取引所でネイティブ サポートされている場合 (指値など)、注文は CME 接続を通じて送信されます。
  • 第三者カスタム アルゴ注文タイプを使って注文が送信されると、注文は FIX Order Gateway 接続を通じて送信されます。

: 特定の取引所の FIX Order Gateway を通じて取引所がサポートする注文タイプを送信することを希望するユーザーは、FIX Order Gateway 接続のみが割り当てられた口座を使用する必要があります。

負荷分散

口座でスループットがより多く必要な場合、口座に複数の接続を追加できます。TT 接続はランダマイザ―を活用します。つまり取引所への接続が複数ある口座で注文を発注する際、接続がランダムに選択されます。

多くのユーザーや口座は接続を共有して、取引所へのアクセスを確立できます。どの接続が使用されるかを完全に制御するには、接続は特定の口座に対し分離できます。こうすることで、ユーザーは常に好みの接続を選択できます。