HKEx

HKEx

HKEx の概要

香港取引所と香港取引清算所 (HKEx) は、香港に位置する主要な取引所かつ清算会社であり、時価総額は世界最大の取引所グループの1つです。HKEx は、株式やデリバティブ市場、さらに関連する清算会社を経営していて、香港の上場会社の規制機関としての役割を果たしています。競合性を高め世界の取引所に挑戦するため、香港証券取引所 (SEHK) と香港先物取引所 (HKFE) は、香港証券清算会社 (HKSCC) と一緒に、HKEx として1つのホールディング会社に統合されました。

HKEx 取引所 API

TT®では、以下をサポートしています。

  • 価格: OMD-D Full Tick
  • 注文: OAPI

マッチング アルゴリズム

受信した注文のランキングやマッチングのアルゴリズムは、まず最良値に基づき (最高買値と最低売値が一番優先されます)、次に HKATS で注文を受信した時間に基づきます。マーケット メーカーからのクォートは、同じランキングたマッチング、価格設定方法の対象になります。HKEx マッチング エンジンは香港に配置されています。

利用可能な銘柄

TT では、HKEx デリバティブ トレーディング システム (HKATS) を通じて利用可能な、すべての先物銘柄やオプション銘柄に対応しています。

全銘柄の一覧に関しては、HKEx ウェブサイト を参照してください。

T+1 (取引時間外) セッションに利用可能な銘柄の最新のリストに関しては、取引時間外先物取引を参照してください。

サポートしている取引所機能

TT では、以下の HKEx 機能をサポートしています。

  • ホールセール注文:
    • T1: 内部注文: 買側の参加者と売側の参加者が、同じ注文メッセージ内に設定された注文。注文の両側はクロス注文として執行されます。
    • T2: Combo (Internal Strategy): 複数の限月レッグを含んだ1つの注文。ただし、ユーザーが定義するストラテジーは取引所で作成されません。
    • T4: Interbank 1-Sided Trade (インターバンク1サイド注文): 注文の取引相手として一覧された参加者にのみ表示される注文。インターバンク注文は、取引相手がマッチング注文を送信した後にのみ執行されます。
  • 集約板情報と詳細板情報
  • テイラーメード コンビネーション
  • トレードレポート コンボ (ホールセール)
  • ギブアップ処理
  • 非アクティベート注文の処理
  • 約定と注文の回復
  • RFQ
  • オークション (板寄) 前の寄前中の参考値または枚数
  • 取引所が提供するインプライド値

サポートされていない取引所機能

以下の HKEx 機能はサポートされていません。

  • 建玉 (Open interest)
  • 取引後の処理
  • 拡張指値注文と特別指値注文

取引ステータス

以下の表に TT での HKEx 取引ステータスを示しています。

取引ステータスとセッション 説明
Pre-Open - T Session (日中または午後) オープン アロケーション、寄前、寄前アロケーションのマーケット ステータス。
Open - All (T, T + 1) T と T + 1 セッションで取引可能なマーケット、価格限度制限が有効化されたマーケット、動的価格グループ分けが有効化されたマーケットが含まれます。
Close - All (T, T + 1) この状態で、すべてのマーケットは立会になります。
Freeze - T Session (日中または午後) 全てのマーケットで取引が停止されます。
フリーズ - T + 1 取引の停止メカニズムのため、以下の株式指数オプション銘柄に対して取引は停止されます。
  • Hang Seng Index Options (HSI)
  • Hang Seng China Enterprise Index Options (HHI)
  • Mini-Hang Seng Index Options (MHI)

HKEx 取引セッション

HKEx は、T セッション (日中と午後) と T+1 セッション (夜間) の2つを提供しています。T+1 セッションは取引所の取引時間後のセッションです。AHT は、Setup にて HKEx 接続ごとに設定できます。T セッションや T+1 (AHT) セッションの接続の設定に関する詳細については、HKEx 接続の追加を参照してください。

取引時間

HKEx では、セキュリティやデリバティブのマーケットには異なった取引時間を設けています。デリバティブの取引時間は銘柄ごとに異なります。以下の表は、T と T+1 のデリバティブ取引セッションの最も早い開始時間と最終の終了時間を示しています。

セッション

時間 (香港時間)

T セッション (日中と午後)

午前8:30 ~ 午後5:00

T + 1 セッション (夜間)

午後5:00~午後11:45 (ミニLME 銘柄の場合は午前1時)

T + 1 セッション (夜間) 株式指数先物とオプション

午後5:15 ~ 午前3:00

取引時間は予告なく変更される場合があります。最新の情報に関しては、取引所に問い合わせるか、取引所のウェブサイトの取引時間のページを参照してください。

取引停止メカニズム

TT は、以下の株式指数オプション銘柄に対し取引所の取引停止メカニズム (Trading Halt Mechanism、THM) をサポートしています。

  • Hang Seng Index Options (HSI)
  • Hang Seng China Enterprise Index Options (HHI)
  • Mini-Hang Seng Index Options (MHI)

該当する先物銘柄の最高値が、価格の上限以上の THM パーセントである場合、または最安売値が先物銘柄の最安値下限以下のパーセント数の場合、THM が取引所で発生します。

THM が発生すると、影響を受けた株式指数オプション銘柄は残りの T+1 セッションでは保留停止され、次の T セッションの最初に開始されます。

[Freeze] 状態の間、保留された株式オプション指数銘柄は取引所にそのまま保持されますが、マッチングはされません。保留注文に対してユーザーは以下の内容を実行できます。

  • 注文枚数
  • テキスト欄
  • 有効期限の注文制限事項

接続オプション

TT® プラットフォームでは取引所への接続を提供しているので、取引所に接続のオプションについて問い合わせる必要はありません。  TT に接続するための接続オプションについての詳細は、TT アクセスを参照してください。