第2口座

第2口座

第2口座の概要

TT® システム以外で定義された FIX クライアント口座を TT 口座にマップして、注文送信できます。管理者として Setup の [Secondary Acct Map] タブを使用し、TT 口座にクライアント口座または第2 口座を連結させ、[Order Profile] に第2 口座を関連付けることができます。第2口座のマッピングは、第3者 OMS からのケア注文も含めて、すべての受信 FIX 注文に適用できます。

第2口座の追加

顧客の外部口座を TT の送信口座に連結させるには、第2口座の追加を参照してください。

例: 第2 口座のマッピング

[Name] 列に第2口座値が表示されます。この列は、タグ 18219 で生成され Setupで入力された、外部の定義口座名が示されます。

: タグ 18219 の第2口座値が Setup で TT 口座に連結されるのに使用されますが、取引所には送信されません。

[Account] 列には、第2口座が連結される TT 口座が表示されます。TT 口座が提供されると、タグ 1 で清算口座として取引所に送信されます。[Order Profile] 列には TT 口座に関連した [Order Tag Defaults] プロファイルが表示され、タグ 18218 で取引所に送信されます。

以下の表には、 Setup の第2口座マッピング値が、FIX 受信注文のタグにコピーされる方法を示しています。

名前 口座 注文プロファイル Fix タグ マッピング
ClientUser* A.111 該当なし Tag 18219 = ClientUser*
Tag 1 = A.111
ClientUserAcct1 12345 CUSTOMER A Tag 18219 = ClientUserAcct1
Tag 1 = 12345
Tag 18218 = CUSTOMER A
Firm1User1Acct ABCDEF CUSTOMER A Tag 18219 = Firm1User1Acct
Tag 1 = ABCDEF
Tag 18218 = CUSTOMER A

第2口座の注文処理

TT 口座以外からの FIX 受信注文の場合、注文は以下のように TT で処理されます。

  1. [TT FIX Rules Engine] は、タグ 18219 で第2口座名を検索するか、FIX 受信メッセージの会社やユーザー、口座値に基づいて名前を作成するスクリプトを実行します。注文を送信するユーザーがワイルドカード口座を使用できる場合、ルール エンジンは第2口座名に 「*」 を付加します (CompanyUser*)。
  2. FIX サーバーはタグ 18219 にて第2口座名を読み、TT 送信口座を取得します。
    • TT 口座が検出されると、タグ 1 に割り当てられます。
    • TT 口座が第2口座にマップされていない場合、注文は拒否されます。: 注文を送信するユーザーがワイルドカード口座の使用を許可されていない場合は、Setup でそのユーザーにとってワイルドカード口座入力は表示されません。
    • [Order Profile] が TT 口座に関連されている場合、プロファイルはタグ 18218、TT 顧客名に割り当てられます。
  3. タグ1の元の外部定義口座名を、執行報告 (Execution Reports) でエコーバックする必要がある場合は、その値は [TT FIX Rules Engine] により [Echo] タグで保存され、送信メッセージで再度適用されます。第2口座名は [Execution Reports] や [FIX Drop Copy] で必須ではありません。
  4. 注文やステージ ケア注文は、TT 口座のユーザーまたは口座設定に基づいて、送信または要求されます。
  5. ケア注文の場合、TT 口座で親ケア注文を要求するブローカーは、各自の口座や注文プロファイルを使って、子注文を発注できます。子注文は親から注文プロファイル値を継承しますが、追加の上書き値を含むこともできます。子注文を発注するブローカーは、手動で変更するか、または異なった [Order Tag Defaults] を含むローカルの [Order Profile] や管理者の [Order Profile] を選択して値を変更できます。