TT では、先物や債券のイールドの計算をサポートしています。先物の場合、設定値に基づいて、イールド計算のタイプを変更できます。
この例では、ZF Mar21 限月の現在の先物価格を使って最終受渡日の最割安銘柄 (CTD) 債券を計算しています。これは、今日の価格で先物限でロングをいく投資家にとっての利回りであり、月最終受渡日の CTD 債券の受渡をとります (例、Bloomberg 順イールドや CME 先物イールドなど)。
この例では、以下の内容を考慮してください。
イールドを計算するには、Yield ウィジェット、Autospreader、MD Trader から [Edit Yield] (イールドの編集) ダイアログ ボックスを開き、以下の必須欄を設定します。
この設定には以下の内容を実行します。
この設定が MD Trader で選択されると、[Yield] 列にはイールドで限月価格が表示されます。
CTD 債券のイールドは、現在の先物価格の使用や現物 (cash) 先物ベーシス、また翌日決済に基づいています。これは、CTD 債券を適正市価で買う投資家に対するイールドです (Bloomberg CTD イールドなど)。この例では...
この例のイールドを計算するには、Yield ウィジェット、Autospreader、MD Trader から [Edit Yield] (イールドの編集) ダイアログ ボックスを開き、以下の必須欄を設定します。
この設定には以下の内容を実行します。
この設定が MD Trader で選択されると、[Yield] 列にはイールドで限月価格が表示されます。
国債の設定には、「クーポン レート」、「満期日」、「決済日」のみが必須となります。取引所の中には限月の定義でこの情報を提供しているところもあります。これを表示するには MD Trader で [Ctrl] + [Shift] + X を押します。
例えば、CME_BrokerTec 10年国債銘柄の「定義」欄には、シンボル (UB10)、クーポン (⅞ または 0.875)、満期日 (11/30 または Nov 2030) の値が含まれます。
この例のイールドを計算するには、Yield ウィジェット、Autospreader、MD Trader から [Edit Yield] (イールドの編集) ダイアログ ボックスを開き、以下の必須欄を設定します。
この設定には以下の内容を実行します。
この設定が MD Trader で選択されると、[Yield] 列にはイールドで限月価格が表示されます。