ルーティング部分の計算
ルーティング部分の計算
ルーティング ルールが注文に適用されると、選択したルーティング ルールに割り当てられた買・売部分にもとづいて、合計注文枚数が分割されます。
注文部分を計算する際、ルーティング ルールのロジックが以下の内容を実行します。
- 買注文の場合、「売」側のすべての注文部分は注文部分の計算から執行されます。
- 売注文の場合、「買」側のすべての注文部分は注文部分の計算から執行されます。
- 「両方」の側の全ての部分は部分計算に含まれます。
- 各注文部分のレシオはルールの合計注文部分の累計パーセント数として計算されます。
- 注文枚数は、目標のレシオを達成するため四捨五入されます。
- 残りの注文部分はレシオ計算を適用させる前にランダムに整理され、残枚数が均衡に割り当てられるようにします。
公開枚数の部分レシオ
親 TT 注文タイプのスライス (TT 時間切り注文、TT 出来高切り) 注文が、複数の口座や顧客間で分割させるルーティング ルールを使って発注されると、注文部分レシオは合計注文枚数と子注文の公開枚数の両方に適用されますが、以下の制限があります。
- 各スライス部分の合計注文枚数を計算した後、スライスの公開枚数は最小でも1にする必要があります。例えば、一度に「1」枚を公開するように設定された10枚のスライスが2つの口座間で均衡に分割する場合、ルールは一度に「1」枚を公開する、2組の5枚のスライスを生成します。
- 公開枚数は、各スライスの合計枚数を超過できません。
ルーティング ルールの例
この例では、ブローカーは3つのユーザー口座に注文を分割する、「新規ルール2」を作成します。
ブローカーは 10枚の買注文を発注するので、10枚の「売」側は「新規ルール2」のルーティング ルールでは無視されます。
ルール ロジックは以下のように、残りの注文部分に基づいて注文を分割します。
- A.111 口座: 部分÷部分の合計 = 30/40 = 全注文の 75% = .75(10)
- 12345 口座: 部分÷部分の合計 = 10/40 = 全注文の 25% = .25(10)
残りの注文部分はランダムに整理され、口座「12345」に割り当てられます。「10」の合計注文枚数は、ルーティング ルールに基づいて、「8」と「2」の枚数に分割されます。