注文管理アルゴ (OMA)

TT OCO 注文管理アルゴ (OMA)

TT OCO 注文管理アルゴ (OMA)

: TT OCO 注文管理アルゴは (OMA)、[Order Book] (注文一覧) や [Floating Order Book] (簡易注文一覧) からのみアクセスできます。

TT OCO 注文管理アルゴ (OMA) を使って、[Order Book] で2つ以上の約定待ち注文を選択できて、OCO (Order Cancels Order) OMA をそれらの注文に適用できる機能を提供しています。1つの注文が完全約定すると、他の注文は取り消されます。1つの注文で部分約定が発生すると、他の注文の枚数はそれに応じて減少されます。TT OCO OMA を使って、1つの子注文の取引所ステータスが非取引可能ステータスに変化した場合に注文を取り消すかどうかを選択できます。

TT OCO OMA は、別の銘柄や枚数を使用するかしないかにかかわらず、既存の注文と作動します。例えば、5枚の BRN Mar18 限月の約定待ち注文と CL Mar18 限月の注文に TT OCO OMA アルゴを適用させます。

: TT OCO OMA は、ADL やほかのアルゴの子注文で作成された、TT 注文タイプ、合成注文アルゴ (SOA) 取引所注文を採用できます。

TT OCO OMA の例

以下は、異なった枚数で、ZC Mar18 限月の3つの約定待ち注文から OCO 注文を作成する例です (100枚買注文、60枚買ストップ注文、20枚買ストップ注文)。

1つの注文で受信したすべての約定で、ほかの注文枚数は同じ枚数分減らされます。この TT OCO OMA は、[Delete Orphan] パラメータを有効化し、注文の1つでも完全約定した場合、すべての他の注文を削除します。

この同じアルゴの [Proportional] パラメータを有効化する場合を想定して以下に示します。60枚の注文は 15枚の約定 (25%) を受信した場合、100枚の約定待ち枚数と20枚の注文も 25%、または 25 と 5 のように減少させられます。

OCO OMA パラメータ

TT OCO OMA は以下のパラメータを使用します。

  • Delete orphan: 少ない枚数の注文が完全約定した場合、より大きな枚数の残数を取り消すかどうかを設定します。
    任意の時点で、OCO OMA 子注文のうち1つのの約定待ち枚数が 0 以下になると、ほかの注文は「孤児」とみなされます。このパラメータが [TRUE] の場合、約定待ち枚数が何枚であっても、すべての残枚数は取り消されます。
  • Enforce Mkt State: 子限月の1つの取引所ステータスが非取引可能ステータスに変化した場合に、OCO 注文と子注文を取り消すかどうかを設定できます。
    限月の取引所ステータスが [Open] 以外の何かに変化した場合で、[Enforce Mkt State] が有効化されている場合、すべての注文は削除されます。
  • Proportional: 1つのレッグが約定した場合、ほかのレッグの枚数を減少させる場合に使用する方法です。
    • True: 約定済み注文の注文枚数の約定枚数の同じ枚数分だけ、他のレッグ枚数を減少させます。
    • False: (既定) 約定済み注文の約定枚数だけ、他のレッグ枚数を減少させます。
    例えば、100枚と50枚の OCO OMA アルゴを作成し、100枚の注文で 20 枚の約定を受信したとします (20%)。[Proportional] パラメータが [True] の場合、2つの 50枚のレッグ注文の枚数は同様に 20% 分、または各10ずつ減少させられます。パラメータが無効の場合、注文の各枚数は 20 限月分減らされます。
  • IIgnore Market State: 親 OCO OMA を発注する際に、取引所ステータスを無視するかどうを設定します。
  • Instance name: このアルゴ インスタンスのオプションの名前です。
  • Co-location: このアルゴを実行するための Algo Server の設置場所。。
    [Co-location] ドロップダウンには、選択したアルゴの既定の限月のマーケットに基づいて値が投入されます。1これはまた、すべての限月が同じ市場からのものである場合、複数の限月を定義する際に値が投入されます。
  • Disconnect action: クライアントが TT への接続を喪失した際にとる実行操作を選択します。
    • [Leave] (残す) で、アルゴが通常通り実行を続けることができます。
    • [Pause] (停止) で、手動で再起動するまでアルゴを保留できます。
    • [Cancel] (取消) で、アルゴを取消すことができます。
    : [Preferences] (ユーザー設定) で、既定の切断 (Disconnect) 操作を設定することができます。