銘柄情報

銘柄情報のマーケット データ

銘柄情報のマーケット データ

[Market Grid] (銘柄情報) には、複数の取引所にわたる複数の限月のマーケット データが正確な形式で表示されます。ユーザーは列を追加または非表示にして、様々なマーケット データ欄を表示でき、さらに限月の表示を拡張させていた情報を表示することができます。

板情報

[Market Grid] (銘柄情報) を拡張させて、、取引所がデータを広める程度に1つ以上の限月の板情報を表示させることができます。行が拡大されると、集約買または売枚数が各価格帯に表示されます。

詳細板情報

取引所の中には詳細な板情報を提供しており、価格帯毎のすべての注文を表示することができます。行を展開して詳細な板情報を表示する場合、取引所が提供するデータを提供している範囲で、価格帯毎の各注文の枚数を表示することができます。

: 現在 TT では、ASX、ATHEX、B3、CFE、CME、CME_BrokerTec、JPX、NASDAQ_NED、NDAQ_EU、OSE、TFEX、SGX の各取引所の板情報をサポートしています。

価格帯で [Market Grid] に表示できるよりも多くの詳細板情報が利用可能な場合、最終行には括弧で残枚数が表示されます。

詳細板情報を提供する取引所の場合、[Market Grid] では、各価格帯のインプライド買とインプライド売枚数と、直接売枚数と直接買枚数とが区別されます。これらの取引所や銘柄の詳細板情報を表示する際、インプライド枚数が直接枚数の下に一覧され、アスタリスク (*) が表示されます。

詳細板情報の要約行と価格帯は 銘柄情報のローカル設定で設定が可能です。

銘柄情報の板情報

[Floating Depth] (簡易板情報) ポップアップ ウィジェットを使って、限月の板情報からすばやく発注できます。[Market Grid] (銘柄情報) と [Spread Matrix] (スプレッド価格表) の価格や枚数の上を、また [Order Book] (注文一覧) や [Order Ticket] (注文チケット) で価格や枚数の編集コントロールをマウスでポイントすると、ウィジェットが表示されます。

[Floating Depth] (簡易板情報) ウィジェットを使用するには、[Order Ticket]、[Market Grid]、[Order Book]、[Spread Matrix] 設定の 「Show floating depth widget on hover」(マウスのポイント時に簡易板情報ウィジェットを表示) オプションを有効にします。

表示されると、[Floating Depth] (簡易板情報) ウィジェットには、買値と売値の両方の3レベルの板情報が表示されます。板情報の価格帯で価格や枚数を右クリックして、簡易発注ウィジェットの価格や枚数コントロールに値を入力できます (注文チケット等 [Order Ticket])。

ライブ専用モード

[Market Grid] (銘柄情報) は現在取引されていない限月を非表示にできるライブ専用モードをサポートしています。ライブモードを有効化すると、[Market Grid] にはアクティブの買注文や売注文、直近値 (LTP) がある限月のみが表示されます。

直接値 (Direct Price)

銘柄に対し表示されている最良買値と最良売値は、すべてのインプライド買枚数と売枚数を含む、合計買枚数と合計売枚数に基づいています。子のウィジェットの [Only show direct prices] (直接値のみ表示) 設定を使って、ウィジェットに追加された各銘柄のインプライド値とインプライド枚数をフィルターします。右クリックしてコンテキストメニューを開き、[Settings...] を選択して [Only show direct prices] を有効化または無効化します。

[Only show direct prices] 設定がオン (有効) の場合、インプライド値はフィルターされ、直接値のみが表示されます。そしてインプライド買枚数と売枚数は、最良買枚数と最良売枚数に含まれません。この設定がオフ (無効) の場合、最良買値と最良売値とその枚数には、直接値とインプライド値の両方が含まれます。

インプライド値

[Market Grid] (銘柄情報) では、アウトライト限月やスプレッドで注文から合成的に生成される、取引可能価格であるインプライド値をサポートしています。インプライド値には2つのタイプがあります。

  • インプライド イン: スプレッド市場はアウトライトの取引所の注文に基づいています。アウトライトの買や売は、2つのアウトライトのスプレッドで買や売を暗示しています。アウトライト値の差分はスプレッド価格の生成に及びます。
  • インプライド アウト: アウトライト市場はスプレッド市場の注文に基づいています。アウトライトの買や売と、スプレッドの買や売は、他のアウトライトの売や買を暗示しています。アウトライト価格はスプレッド価格とその他のアウトライトの価格を使って生成されます。

[Market Grid] には、スプレッドとアウトライトの取引所のインプライド買と売の注文枚数が表示され、これらの注文に基づいてインプライド価格が表示されます。例えば、CL Dec16 限月10枚の買発注と、CL Jan17 限月の5枚の売発注により、CL Dec16-Jan17 スプレッドのインプライド買5枚が作成されます。5枚のインプライド注文枚数は [Market Grid] の Dec16-Jan17 カレンダー スプレッドの [ImpBidQty] 列に表示されます。

参考値と枚数

[Market Grid] (銘柄情報) には、取引所が提供する参考値や理論始値、理論枚数が表示されます。参考値や理論始値と枚数は通常、寄前や板寄せ (Pre-open、Auction) のステータス中に表示されます。

取引所が寄前や板寄の価格や枚数を提供している場合、[Market Grid] の [IndPrc] (参考始値) 列と [IndQty] (参考枚数) 列に値が表示されます。限月の買値と売値は、寄前や板寄のステータス中に [Bid] 列と [Ask] 列に表示されます。

取引所がパブリッシュした参考清算値は [IndSettle] 列に表示されます。例えば、取引所が日中の清算値を送信すると、この列に表示されます。

[Market Grid] でこれらの列を表示または非表示にするには、[Market Grid] を右クリックして、コンテキスト メニューで [Set Market Grid columns] をクリックし、[IndPrc]、[IndQty]、[IndSettle] を選択します。[Market Grid] 列の説明に関しては、銘柄情報の参照を参考にしてください。

既存の成行注文

取引所により提供されている場合、寄席前注文の既存の買・売枚数や、[Auction] ステータス中の 「On Auction」注文や「On Close」注文も、[Market Grid] の [BidMktQty] and [AskMktQty] に表示されます。買成行枚数 (BidMktQty) 欄には、既存の買成行注文の合計枚数が表示され、売成行枚数 (AskMktQty) 列には残存の売成行注文の合計枚数が表示されます。

銘柄情報のオプションのサポート

[Market Grid] では、特にオプション限月のためのマーケット データを提供しているので、これをグリッドに列を表示させることができます。

銘柄情報設定を通じて以下の銘柄情報列を表示させて、オプション値を表示することができます。

[Market Grid] (銘柄情報) で先物銘柄やスプレッド限月を右クリックすると、コンテキスト メニューから [Related Contracts...] を選択し、その限月の銘柄ファミリーにてすべてのオプション銘柄を一覧できます。

一覧でオプション銘柄をクリックすると、[Options Chain] ウィジェットが開かれ、[Market Explorer] (銘柄検索) で値が入力されて表示されるので、選択した限月の [Term] (期間) を簡単に選択できます。

銘柄情報の新規限月

[Market Grid] (銘柄情報) で銘柄レベルでマーケット データを表示している場合、その銘柄において取引所が追加した新規の限月は、自動的にウィジェットでも表示されます。例えば、CME で ES ストラテジーのマーケット データを表示している場合、この銘柄の取引所で新規に作成されて取引されるカスタム ストラテジーが、[Market Grid] には自動的に表示されます。