バルク機能

バルク機能の概要

バルク機能の概要

TT® OMS のバルク機能は、ユーザーが同じ限月で同じ方向の複数のケア注文を、1つのケア注文に統合して能率的な執行を行うためのものです。個々のバルク注文に対し注文を発注して、約定を顧客の元のケア注文に割り当てることができます。

ケア注文は [Order Book] (注文一覧) を使ってバルク化されるか、[Orders and Fills] (注文約定状況) の注文画面でバルク化されます。

ケア注文は約定待ちの子注文とバルク化するか、部分的または完全に割り当てられた子注文とバルク化できます。異なった価格の注文がバルク化されると、親バルク注文には子注文の「最良値」が表示されます (例: 買の最安値、売の最高値)。

: 別のケア注文の子注文であるケア注文は、バルク化できません。また、バルク注文はケア注文のみに適用されるので、取引所ネイティブ注文、TT 注文タイプ、ADL アルゴ注文、第三者バンク アルゴ注文などの注文タイプはバルク化できません。

バルク機能の表示

バルク注文は、以下のように [Order Book] (注文一覧) または [Orders and Fills] (注文約定状況) の注文画面に表示されます。

表示には以下が含まれます。

  1. 買/売ボタン: 親バルク注文の注文を発注します。バルク注文の注文操作は親レベルでのみ執行できます。
  2. ネスト ケア注文: どのケア注文がバルク注文の一部であるかを示しています。
  3. 親バルク注文: 顧客ケア注文の統合グループ。
  4. 子注文: 親ケア注文やバルク注文に対して発注された注文。
  5. 子ケア注文: 親バルク注文を構成している顧客の元のケア注文。