ケア注文の管理

[Order Ticket] (注文チケット)、[Order Book] (注文一覧)、[Fills] (約定状況)、[Orders and Fills] (注文約定状況) ウィジェットでは、以下のケア注文のユーザー機能をサポートしています。

• ケア注文の発注
• ケア注文の要求と要求解除
• ケア注文の取消と変更
• 取消要求や変更要求の承認と拒否
• ケア注文への約定の割り当て
• ケア注文のための子注文の発注

まず始めに、[Orders and Fills] (注文約定状況) ウィジェットの [Order Book] (注文一覧) や注文一覧画面にて、以下のボタンと列を表示できていることを確認してください

• ([Claim] (要求) と [Unclaim] (要求解除) ボタン
• [Status] (ステータス)、[Originator] (発信者)、[CurrentUser] (現ユーザー) 列

ケア注文口座と関連子注文

[Order Book] (注文一覧) でケア注文を要求後、所有者は親ケア注文に関連した子注文を発注できます。子注文は、親注文と同じ口座で取引所に送信することも、異なる口座から送信することも可能です。子注文の枚数は変更できますが、合計枚数は親注文の枚数を超過することはできません。異なる口座は、発信者がアクセスできない所有者の固有口座であるか、または発信者がアクセスできる同じ親子の口座階層の一部である子口座である可能性があります。

同じステージ注文を約定させるため、子注文を複数の口座に送信できます。口座設定または注文プロファイル機能を使用すると、取引所や銘柄タイプ、特定の銘柄に基づいて、これらの既定のルールが執行口座に送信されます。

ケア注文の約定

ケア注文の所有者と発信者の両方にとって、[Fills] ウィジェットか、[Orders and Fills] ウィジェットの [Fills] 画面にてケア注文が表示されます。所有者は、関連する子注文を発注したり、自分の口座や発信者と同じ口座を使用したマニュアル フィルも含め、自分自身の約定を割り当てることで、ケア注文を約定させることができます。所有者が使用する口座に基づいて、ケア注文に関連している場合は、発信者にも所有者の約定が表示されます。

異なった口座からの約定

所有者が発信者の口座とは異なった口座を使って、ケア注文の一部か全ての約定させた場合、所有者には両方の口座が表示されます。例えば、所有者の口座「12345」と発信者の口座「ABCDEF」があります。

所有者が自分の口座を使ってケア注文の一部か全てを約定させたので、発信者には自分の口座の約定だけが表示されます (例: ABCDEF)。

同じ口座からの約定

所有者が発信者の口座と同じ口座から、ケア注文の一部か全てを約定させた場合、所有者には両方の口座の約定が表示されます。例えば、子注文 ID には口座「ABCDEF」が、ケア注文 ID には口座「ABCDEF」が表示されます。

同じ口座が使用されたので、発信者にも [Fills] 画面で両方の約定が表示されます。

システム履歴のケア注文

所有者が任意の時点でステージ注文に取り組む場合、注文の完全なシステム履歴 (Audit Trail) にアクセスできます。[Audit Trail] (システム履歴) には、注文の到着時間と要求時間、また注文が約定した時間や、変更、取消し、差し替えられた時間などに関する情報が含まれています。

親ケア注文に関連した子注文を発注する際に、所有者の注文プロファイルに関連した MiFID II タグが存在する場合、これらのタグは注文で表示され、取引所に送信されて、[Audit Trail] に表示されます。