Aggregator

Aggregator の参照

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Aggregator のルーティング パラメータと設定

設定 説明
Instrument Name (限月名)

ダイアログ ボックスの上部の空白のラベル表示のない欄に集約限月名を入力します。名前は [Order Book] (注文一覧)、[Audit Trail] (システム履歴)、[Fills] (約定状況) ウィジェットの [Contract] (限月) 列に表示されます。

Leg Color (レッグ配色)

(オプション) 限月名の横のボックスをクリックして、配色パレットを開き、配色バンドを選択して、[MD Trader] にて [Aggregator] で発注された約定待ち注文を識別できるようにします。配色バーでまた [Order Book] にて [ggregator] 注文の識別もできます。

Taking (テイク)

このルーティング モードは、即時に取得できる流動性がある場合に、市価をクロスする集約限月注文を発注する際に使用します。[Aggregator] は常に最良値で取引所に注文を送信します。買注文は常に、最安値の約定を確保する取引所に送信されます。売注文は常に、最高値の約定を確保する取引所に送信されます。

発注済みの注文枚数が一致するまで、[Aggregator] は注文の指値よりも上または同等の最良値を求め続けます。複数の取引所で最良値が利用可能な場合、以下の「テイク」設定で、[Aggregator] が集約限月のレッグ間でどのように注文枚数を割り当てるかを決定します。

  • Rank Ratio: 注文は、レッグが設定された注文に基づいて選択された注文枚数で、各取引所に平行に送信されます。最初に設定されたレッグが最初にランクされ、二番目に設定されたレッグが二番目にランクされます (以下同様)。[Aggregator] がこの設定に基づいて注文を分割した場合、注文枚数は二番目の取引所に割り当てられる前にまず最初の取引所に割り当てられることになります。
  • Split Ratio: 設定されたレシオに基づいて注文枚数が取引所に送信されます。既定で、レシオは各レッグで同等です。分割後はすべての残枚数が最高レシオでレッグに割り当てられます。この場合レシオが同じであれば、[Aggregator] は最初に設定された市場に残枚数を送信します。
  • Size Ratio: 最良値の既存の注文枚数のレシオに基づいて、注文枚数は各取引所に送信されます。この設定では、最良値で殆どの注文が取引所に送信され、約定の確立が上昇します。

[Taking] (取得) 欄の横の有効期限 (TIF) 欄にて、各集約限月注文の TIF 注文制限を選択します。DAY (Good til Day) 注文または IOC 注文 (Immediate or Cancel) のいずれかを選択します。[Aggregator] は、既定で DAY 注文を発注します。

: テイク ロジックを使って注文を完全に約定させるための十分な流動性が存在しない場合は、ジョイン設定に基づいて、レッグ 市場に残りの注文枚数が割り当てられます。

Joining (ジョイン)

このルーティング モードは、即時に取得できる流動性がない場合に、集約限月注文を発注して、市場にジョインする際に使用されます。[Joining] パラメータで、レッグ間での割り当ての割合が決定されます。

[Aggregator] が買気配値にジョイン、または売気配値にパッシブにジョインする場合、注文は設定済みの一定のレシオに基づいて取引所に送信されます。分割後はすべての残枚数が最初のレッグに割り当てられます。既定の設定では各注文枚数で同じパーセント数になります。以下の設定で、[Aggregator] が買気配値で発注する際に、集約限月のレッグ間で、注文枚数を割り当てます。

  • Split Ratio: 設定レシオに基づいて取引所に注文枚数を送信します。既定で、レシオは各レッグで同等です。分割後はすべての残枚数が最高レシオでレッグに割り当てられます。この場合レシオが同じであれば、[Aggregator] は最初に設定された市場に残枚数を送信します。
  • EPIQ: 設定済みレッグの推定優先順位 (EPIQ) のレシオに基づいて、注文を送信します。子注文の大きさは、指値の約定待ち注文枚数のレシオの逆に基づいて決定されます。注文は最良の推定優先順位 (EPIQ) で取引所に送信されます。
If Exchange Down (取引所のクローズ時)’ 取引所の立会外の場合の [Aggregator] の動作を設定します。次のオプションがあります。
  • Route to Available: レッグの1つの取引所が立会外の場合に利用可能な取引所の接続に、注文を送信するように [Aggregator] を設定します。
  • Stop All Orders: 子注文の発注後に市場が立会になった場合、[Aggregator] の親注文は一時停止して取り消します。これで、すべての関連子注文も同様に取り消されます。
Rebalance (リバランス)

この設定をオンにして [Aggregator] のリバランス機能を有効にします。[Aggregator] は即時に取得が可能な流動性のレッグ 市場をすべて監視します。ターゲット価格の流動性が約定待ちの注文が全くなく1つのレッグに表示された場合、[Aggregator] は設定した [Rebalance] (リバランス) のパーセント数に基づいて、残枚数を利用可能な流動性にリバランスします。つまり、Aggregator は、あまり良好でない市場から、より良好な市場に注文を移動させます。

[Timer] で、連続リバランス サイクル間での待機時間を設定します。時間はミリ秒で示され、既定は 1 ミリ秒です。

: 連続リバランス サイクル間の待機時間を設定するように、強く推奨しています。1レッグでの「マーケット ターン」は (取得のための即時の流動性が可能)、他のレッグで緊急のマーケット ターンを示していて、ゆえにリバランスの必要性を優先することになります。

Contract (限月) レッグの限月を設定します。[Select a Contract] (限月の選択) をクリックして、検索を使用するか、他の機能を使って限月を選択します。
Alias (エイリアス)

MD Trader 列の集約限月に表示される、限月の名前または識別子を入力します。

Ratio

集約限月の売買の際の、他のレッグに対する各レッグの注文枚数を設定します。[Ratio] (レシオ) 欄に入力された値によって、集約限月値に影響が及ぼされることはありません。

Price Offset (価格オフセット)

他の集約限月に対して、限月の価格を調整するためのティック数を設定します。最大小数点以下3桁の価格オフセットを入力します。限月レッグが価格の乗数で調整された場合、乗数が適用された後にオフセットは計算されます。

Multiplier (乗数)

レッグ価格の値を計って、集約限月の価格を計算します。乗数は整数、少数、分数の場合があります。分数表現によりティックの精度が最適化されます。

Taking: Split Ratio

買いまたは売りを積極的に取得している際の、各レッグの注文送信レシオを設定します。

Joining: Split Ratio

買いまたは売りを消極的にジョインしている際の、各レッグの注文送信レシオを設定します。

Rebalancing %

各レッグに、各リバランス サイクル中に再割り当てが行われる約定待ち枚数のパーセント数を設定します。既定では各レッグに 100 (%) が設定されています。

Min Tick Increment (最小ティック増分)

TT プラットフォームは異なったティック増分の限月の集約をサポートしています。[Aggregator] は、各銘柄の最小ティック増分を使って、既定の共通ティックサイズを計算し、計算したティック値に基づいて、板情報を確立します。各選択銘柄に、最小ティック増分は既定で生成されます。

オプションで、[Override] オプションを有効にすると、計算済みのティック サイズを指定変更して、各自のティックサイズ値を入力することができます。