離散ブロック

離散ブロック

Value Injector ブロック

[Value Injector] ブロックは、離散イベント メッセージを受信し、新規メッセージ欄を追加するか、1つまたは複数の既存メッセージ欄を上書きして、出力ポートを介して変更済みの離散メッセージを送信します。

[Value Injector] ブロックは以下の方法で作動します。

  1. 離散イベント メッセージが [Value Injector] ブロックに入ります。
  2. [Value Injector] ブロックは、受信するユーザー定義値の特定の欄を上書き変更します。[Fields Formula Editor] にて欄と値を指定する必要があります。
  3. [Value Injector] ブロックは、右側の出力ポートを通じて変更済みのメッセージを渡します。

ループ ブロックから空の離散イベント メッセージ出力によってトリガーされると、[Value Injector] ブロックは、内部数式を使って、相当するブロックから価格と枚数を取得し、[Value Bucket] ブロックに送信する前にこれらの値をメッセージに追加します。

[Value Injector] ブロックを使用する際、各離散イベント メッセージは、各自に割り当てられた数値や真/偽の値を含んだ複数の「欄」で構成されていることに気づくことが大切です。例えば、約定から生成された離散イベント メッセージには、[fillPrice] 欄と [fillQuantity] 欄に数値が含まれています。しかし、[deletedQuantity] などのその他の関係のない欄には 0 が含まれます。

1つの [Value Injector] ブロックは、受信するメッセージの複数の欄を上書き変更できます。

[Field Formula Editor] を使って、1つ以上の値の数式を定義して、出力離散イベント メッセージに挿入することができます。

Block プロパティ

ブロックをカスタマイズするには、[Block Properties] を更新します。

プロパティ 説明
Name (名前) ADL キャンバスのブロックの下に表示される名前。
数式

ブロックの異なった欄の値の上書きに使用される数式。

編集リンクにより [Fields Formula Editor] が起動されます。